2020年、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEはデビュー10周年という大きな節目を迎えました。当初はドームツアー「PERFECT LIVE 2010→2020」が予定されていましたが、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、2020年6月10日に全公演の中止が発表されました。楽しみにしていたファンにとって、10周年の記念ツアーが実現しなかったことは大きな出来事でした。
しかし、2020年の三代目JSBのライブ活動がすべて途絶えたわけではありません。ABEMAを通じた有料配信ライブ「LIVE×ONLINE」が展開され、7月7日の初オンラインライブ、9月26日のベストライブ、11月10日の10周年記念公演、12月24日のクリスマスライブへと続きました。2023年には、これら4公演を再編集した映画「JSB3 LIVE FILM / RISING SOUND」も公開されています。
【三代目ライブ2020】PERFECT LIVE 2010→2020とは?当初の公演日程

「PERFECT LIVE 2010→2020」は、三代目 J SOUL BROTHERSのデビュー10周年を記念して企画されたドームツアーです。2019年12月25日に開催が発表され、過去のライブツアーの集大成となる大型公演として期待を集めました。
ツアーのコンセプトは、2010年から2020年までの10年間に積み重ねてきた三代目JSBのエンターテインメントを、ドーム規模のステージで表現することでした。
当初予定されていたのは福岡、大阪、愛知の3都市、合計6公演です。東京と札幌については、スケジュールの都合により開催予定はありませんでした。
当初発表されていた全6公演| 公演日 | 会場 | 開場・開演 |
|---|---|---|
| 2020年4月11日 | 福岡PayPayドーム | 17:00・19:00 |
| 2020年4月12日 | 福岡PayPayドーム | 17:00・19:00 |
| 2020年4月16日 | 京セラドーム大阪 | 17:00・19:00 |
| 2020年6月10日 | ナゴヤドーム | 17:00・19:00 |
| 2020年6月11日 | ナゴヤドーム | 17:00・19:00 |
| 2020年7月3日 | 福岡PayPayドーム | 17:00・19:00 |
チケット料金は全席指定11,000円(税別)。LDH PERFECT YEAR 2020の演出・応援グッズ付きチケットは13,300円(税別)でした。
ツアー名に含まれる「2010→2020」は、単なる開催年の表示ではありません。デビューから10年間の歩みを振り返り、グループの代表的なライブ演出や楽曲を集約するという意味合いを持つものでした。
そのため、通常のツアーとは異なる10周年記念プロジェクトとしての期待があり、全6公演の中止はファンにとって大きな影響を与えました。
【中止理由を検証】三代目ライブ2020はなぜ全公演中止になった?
「PERFECT LIVE 2010→2020」の全公演中止が発表されたのは、2020年6月10日です。
背景にあったのは、新型コロナウイルス感染症の拡大と、それに伴う大規模イベントの開催制限でした。
当時、政府による緊急事態宣言は全国的に解除されていました。しかし、宣言解除によって直ちに従来どおりのライブ開催が可能になったわけではありません。イベントの動員制限が続くことが予想され、観客を従来の規模で収容することが難しい状況でした。
LDHが公表した中止の判断理由LDH JAPANは6月10日の公式発表で、専門家チームを中心にスタッフや関係者と開催に向けた協議を続けてきたことを説明しました。
「100%の入場者数でライブを行えない状況」
公式発表では、すでに購入されているチケットを利用できる形でライブを開催することが非常に困難だと判断したと説明されています。
つまり、中止の理由は単純に会場が使用できなくなったからではありません。観客数の制限が続くなか、購入済みのチケットを持つファンに対して、当初予定していた公演を公平かつ適切に提供できないという興行上の問題もありました。
LDH全体の168公演中止と三代目の6公演は別の数字ここで注意したいのが、公式発表に登場する「168公演」という数字です。
これは三代目JSBの公演数ではありません。LDHが2020年2月26日から12月26日までの日程で発表していた、所属アーティストなどの公演を含む全体の中止対象数です。
三代目JSBの「PERFECT LIVE 2010→2020」については、前述した福岡、大阪、愛知の全6公演が対象となりました。
また、チケットの振替によって別日程で開催するという形ではなく、当初予定されていたドームツアーそのものが中止となっています。
この判断は、ライブ業界全体が従来の興行形式を見直す転換点の一つでした。大規模会場に観客を集める従来型のライブが難しくなったことで、オンラインを活用した新しいエンターテインメントへの移行が進んでいきます。
【チケット払い戻し】三代目ライブ2020の返金期間と購入先別の注意点
中止発表とともに、LDHは購入済みチケットを払い戻しの対象とすることを案内しました。
当時の公式発表に記載された払い戻し期間は、2020年6月19日(金)から8月31日(月)までです。
三代目JSBの全6公演も、この払い戻し対象に含まれていました。
払い戻しの基本ルール払い戻しは購入したプレイガイドやチケットの受け取り方法によって異なっていました。
代表的な購入先と手続きの違いは次のとおりです。
- ローソンチケット:購入・入金・発券した店舗での払い戻しが基本。配送受け取りの場合は最寄りのローソンで手続きする方式。
- チケットぴあ:チケットの引き取り方法に応じて、購入した店舗などで手続きを行う方式。
- イープラス:支払い方法やチケットの受け取り方法に応じた払い戻し確認チャートを利用する方式。
- ticket board:購入者本人が案内メールやマイページから返金手続きを行う方式。
- ticketbook:購入者宛てに送られる案内メールやマイページから手続きする方式。
- LINEチケット:公式アカウントから届く案内に従って手続きする方式。
チケット代金だけでなく、プレイガイドの各種手数料も原則として払い戻し対象に含まれていました。ただし、一部返金されない手数料もあり、購入先ごとの条件確認が必要でした。
2026年現在も払い戻しはできる?ここは、現在チケット情報を探している人にとって要点です。
2020年の公式払い戻し期間はすでに終了しています。当時のLDHの案内では、払い戻し期間を過ぎたチケットは無効になるとされていました。
したがって、2026年に通常の払い戻し受付を新たに利用することはできません。
もし当時の返金手続きについて個別の事情がある場合は、購入時のメール、チケット番号、決済記録を保管したうえで、購入元のプレイガイドに問い合わせる方法があります。ただし、個別問い合わせによって返金が認められることを保証するものではありません。
また、ドームツアーのチケットを持っていたからといって、後日開催されたオンラインライブを自動的に無料視聴できる仕組みではありませんでした。オンライン公演は別の有料配信として販売されていました。
ドームツアーが中止となった2020年、LDHが新しいライブの形として打ち出したのが「LIVE×ONLINE」です。
ABEMAを通じてアーティストのライブを有料生配信する仕組みで、会場に集まらなくてもリアルタイムでパフォーマンスを楽しめることが特徴でした。
三代目JSBは2020年に4つのオンラインライブを実施しています。
① 7月7日「LIVE×ONLINE」三代目JSBにとって、グループ初のオンラインライブとなったのが2020年7月7日の公演です。
七夕に合わせた配信で、7人とファンがオンラインでつながるライブとして企画されました。LDHがスタートさせた有料配信ライブの第1弾に登場した公演でもあります。
配信開始は20時。視聴料金はABEMAコイン3,900コインで、3,900円に決済手数料が加わる方式でした。
当時は対象番組に見逃し配信が設けられ、ライブ終了後の一定期間、購入者が繰り返し視聴できました。
② 9月26日「LIVE×ONLINE IMAGINATION」2回目の大きな節目となったのが、9月26日の「LIVE×ONLINE IMAGINATION」です。
この公演では、2011年から続くライブツアーの歩みを凝縮し、過去のライブを現在の三代目JSBとして表現する演出が取り入れられました。
ABEMA TIMESのライブレポートでは、過去のツアー映像を織り交ぜながら、当時を思い起こさせる楽曲や演出を披露したことが紹介されています。
2020年9月26日20時から配信され、視聴料金は3,900円と決済手数料780円でした。見逃し配信は9月29日22時59分までの期間限定でした。
単に過去の映像を流すのではなく、これまでのライブの魅力を新しい映像演出とともに再構成した点が、この公演の見どころです。
③ 11月10日「LIVE×ONLINE INFINITY ~JSB HISTORY~」2020年11月10日は、三代目JSBがデビュー10周年を迎えた記念日です。
この日に開催されたのが「LIVE×ONLINE INFINITY 三代目 J SOUL BROTHERS 10th ANNIVERSARY ~JSB HISTORY~」でした。
1991年のJapanese Soul Brothers、1999年の初代J Soul Brothers、2007年の二代目J Soul Brothersという歴史を背景に、三代目として歩んできた7人の10年間を振り返る特別公演です。
ABEMAで20時から独占生配信され、視聴料金は3,900円、決済手数料は780円。見逃し配信は11月13日22時59分まででした。
LDH公式の開催告知では、NAOTOや小林直己、ELLYらメンバーからも10周年への思いやオンラインライブに向けたコメントが公開されました。
特に小林直己は、10年間の挑戦や経験のすべてが現在の三代目JSBを形作っているという趣旨を語り、これまでの感謝を込めた一日限定のライブとして紹介しています。
④ 12月24日「LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER ~Xmas party~」2020年最後の三代目JSBのオンラインライブとして開催されたのが、12月24日のクリスマス公演です。
「LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER 三代目 J SOUL BROTHERS ~Xmas party~」として、20時からABEMAで配信されました。
毎年恒例の「三代目 J SOUL クリスマス」をオンラインで開催する企画で、一夜限りのクリスマススペシャルライブに加え、ファンと一緒につくる企画も用意されていました。
注目されたのが、三代目JSBとプロダンスリーグ「D.LEAGUE」のスペシャルコラボレーションの初披露です。
通常料金は3,900円と決済手数料780円。Go Toイベントの対象となり、当時は20%割引の3,120コインで購入できるチケットも販売されました。
見逃し配信期間は12月27日23時59分まで。2020年の締めくくりにふさわしい、クリスマスならではの特別公演となりました。
【見逃し配信は今も見られる?】ABEMAの視聴期限と現在の視聴方法
2020年のライブ映像をもう一度見たい人が気になるのが、ABEMAの見逃し配信です。
当時の「LIVE×ONLINE」は、ライブチケットを購入した人が一定期間見逃し視聴できる仕組みでした。しかし、現在の動画配信サービスで一般的な常設アーカイブとは異なります。
2020年の見逃し配信期限一覧- 7月7日公演:放送終了後3日間を基本とする期間限定配信。
- 9月26日公演:2020年9月29日22時59分まで。
- 11月10日公演:2020年11月13日22時59分まで。
- 12月24日公演:2020年12月27日23時59分まで。
このように、各公演には購入期限や視聴期限が設定されていました。期限を過ぎると映像が途中で終了したり、視聴できなくなったりする仕組みでした。
ABEMAプレミアムに入れば2020年のライブを見られる?ここで誤解しやすいのが、ABEMAプレミアムとPPV(ペイパービュー)の違いです。
2020年の三代目JSBの「LIVE×ONLINE」は、基本的に公演ごとに視聴チケットを購入する有料ライブ配信でした。
そのため、ABEMAの月額有料プランに加入するだけで、過去のライブ映像を自由に視聴できるという仕組みではありません。
また、当時のPPV購入権や見逃し配信期間が、2026年まで継続しているわけでもありません。
2026年10月時点では、2020年の4公演について当時の公式見逃し配信期間はすべて終了しています。今回確認した公式資料では、4公演すべてをそのまま視聴できる常設アーカイブや新たな一括再配信の案内は確認できません。
【JSB3 LIVE FILM / RISING SOUND】2020年の4公演は映画で蘇った
2020年のオンラインライブを振り返るうえで欠かせないのが、2023年に公開された映画「JSB3 LIVE FILM / RISING SOUND」です。
この作品は、三代目JSB初のライブフィルムとして制作され、2023年1月6日にDolby Cinemaで先行公開、1月13日に全国公開されました。
映画に収録された4つのオンラインライブ松竹の公式作品情報によると、本作は2020年に開催された次の4公演の映像をスペシャルリミックスした作品です。
- 2020年7月7日「LIVE×ONLINE」
- 2020年9月26日「LIVE×ONLINE IMAGINATION」
- 2020年11月10日「LIVE×ONLINE INFINITY ~JSB HISTORY~」
- 2020年12月24日「LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER」
重要なのは、映画が単純なライブ映像の再放送ではないという点です。
4つのオンラインライブを再編集し、映画館の大画面と音響設備を生かした新しい映像体験として構成されています。
Dolby Cinemaでは、Dolby Visionによる映像表現とDolby Atmosによる立体音響を活用。家庭の画面で見るオンライン配信とは異なる迫力を楽しめる作品として企画されました。
2020年のライブを見たい人にとっての位置づけ「PERFECT LIVE 2010→2020」の全公演中止によって、当初予定されていたドームツアーを実際に体験することはできませんでした。
一方、「RISING SOUND」は、その年に実施された4つのオンラインライブを一つの作品として振り返る手段になりました。
ただし、映画は4公演のスペシャルリミックスです。2020年のオンラインライブをそれぞれ最初から最後まで完全収録した映像と同じものではありません。
また、2026年10月30日時点で、当時のABEMA見逃し配信と映画作品の現在の配信状況は別々に確認する必要があります。映画の公開実績だけを理由に、現在も全4公演の完全版が視聴できると考えるのは正確ではありません。
なお、2026年11月27日には、15周年記念スタジアムライブを収めた別作品「三代目 J SOUL BROTHERS 15TH ANNIVERSARY STADIUM LIVE "JSB FOREVER ~ONE~" THE MOVIE」の全国公開も予定されています。「RISING SOUND」とは別のライブフィルムです。
【プロの結論】三代目ライブ2020が残したものと知っておきたい事実
2020年の三代目JSBのライブ活動を振り返ると、ドームツアーの中止とオンラインライブの成功という、二つの異なる出来事が同じ年に起きていたことが分かります。
「PERFECT LIVE 2010→2020」は、10周年の集大成として企画された大規模なリアルライブでした。しかし、感染症対策とイベントの動員制限によって、予定されていた全6公演は実現しませんでした。
その一方、LDHはオンライン配信という新しい手段を取り入れ、三代目JSBは7月から12月まで4回のライブを届けています。
特に注目すべきなのは、9月の「IMAGINATION」で過去のツアーを再構成し、11月の「JSB HISTORY」で10年間の歴史を振り返り、12月のクリスマス公演でファンとの参加型企画を展開したことです。
これらは単なる代替公演ではありません。会場に集まることが難しい時期に、映像演出、過去のライブ資産、オンライン参加型企画を組み合わせ、新しいライブの楽しみ方を提示した取り組みでした。
2020年の三代目JSBについて情報を探す際には、次の3つを区別すると理解しやすくなります。
- ドームツアーの記録を知りたい人:「PERFECT LIVE 2010→2020」の公演日程と中止発表を確認する。
- 実際に行われたライブを知りたい人:4つの「LIVE×ONLINE」の開催日と内容を確認する。
- 映像作品として振り返りたい人:2023年公開の「JSB3 LIVE FILM / RISING SOUND」の作品情報を確認する。
この3つを混同しないことが、2020年の活動を正しく理解するためのポイントです。
【三代目 J SOUL BROTHERSの2020年ライブ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:三代目JSBの2020年ドームツアーはなぜ中止になった?
A1:新型コロナウイルス感染症の影響で、大規模イベントの入場者数制限が続くと予想されたためです。LDHは、購入済みチケットを利用できる形で公演を実施することが困難と判断し、2020年6月10日に全6公演の中止を発表しました。
Q2:三代目ライブ2020のチケット払い戻しはいつまでだった?
A2:当時の公式払い戻し期間は2020年6月19日から8月31日まででした。購入先やチケットの受け取り方法によって手続きが異なり、現在は通常の受付期間を終了しています。
Q3:三代目JSBの2020年12月24日のライブは何?
A3:「LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER 三代目 J SOUL BROTHERS ~Xmas party~」です。20時からABEMAで配信されたクリスマス特別公演で、D.LEAGUEとのスペシャルコラボレーションも初披露されました。
Q4:2020年の三代目JSBのライブ映像は現在も見られる?
A4:当時のABEMA見逃し配信期間はすでに終了しています。2023年公開の「JSB3 LIVE FILM / RISING SOUND」は4つのオンラインライブを再編集した映画ですが、各公演の完全版とは異なります。
三代目 J SOUL BROTHERSの2020年は、デビュー10周年を記念した「PERFECT LIVE 2010→2020」の全6公演が中止になるという、当初の計画を大きく変更せざるを得ない一年でした。
チケット払い戻しは2020年6月19日から8月31日まで実施され、その後はABEMAを通じた「LIVE×ONLINE」で7月7日、9月26日、11月10日、12月24日の4公演が開催されました。
さらに2023年には、その4公演を再編集した「JSB3 LIVE FILM / RISING SOUND」が公開され、オンラインライブの記録が映画という新しい形で残されています。
2026年から振り返ると、2020年は単に予定していたライブが中止になった年ではありません。三代目JSBが10年間の歴史を振り返りながら、オンラインという新しい舞台でファンとのつながりを保ち、次の活動へと進んでいった重要な転換期でした。
ドームツアーの中止、払い戻し、オンラインライブ、そして映画化。この一連の流れを理解することで、三代目 J SOUL BROTHERSの2020年が持つ意味を、より立体的に捉えることができます。
主な事実確認資料: LDH公式公演中止発表・払い戻し案内、LDH LIVE SCHEDULE、ABEMA公式配信告知、松竹公式映画作品情報、2026年の三代目JSB公式映画発表。