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【2001年】小野賢章が12歳でハリー役に抜てきされた理由と声優デビューの経緯

長門 賢 長門 賢 • 更新: • 公開: • 読了約 19 分
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小野賢章がハリー・ポッター役を担当するようになったのは、2001年公開の映画『ハリー・ポッターと賢者の石』がきっかけです。

当時12歳だった小野は、主人公ハリーの日本語吹き替えオーディションに参加。後年のインタビューで、当時の選考について具体的に振り返っています。

オーディションでは『賢者の石』のセリフを読んだ

2026年2月に公開されたローチケ演劇宣言のスペシャルインタビューによると、小野はオーディションで『賢者の石』のワンシーンのセリフを読んだそうです。

本人は当時、ハリー・ポッターという作品の世界的な人気を十分に理解しておらず、合格を知った際も比較的冷静だったと語っています。

一方、原作小説を愛読していた兄や両親は非常に喜んだとのことです。

このエピソードからも、本人にとっては大きな仕事が突然始まった一方、家族にとっては特別な出来事だったことが伝わります。

小野賢章は12歳で俳優デビューしたわけではない

ここで整理しておきたいのが、小野賢章の芸能活動の始まりです。

小野は4歳ごろ、テレビの戦隊シリーズを見てヒーローに会いたいと思ったことをきっかけに、親の勧めで子ども劇団に入りました。

本人が2026年のインタビューで明かした主な経歴は次のとおりです。

- 小学3年生:舞台『少年H』に出演
- 子役時代:『ライオンキング』のヤングシンバ役を経験
- 子役時代:ミュージカル『エリザベート』で皇太子ルドルフの子ども時代を演じる
- 12歳:映画『ハリー・ポッターと賢者の石』の吹き替えオーディションに合格

つまり、12歳で突然芸能界に入ったのではなく、幼少期から舞台経験を積んでいた俳優が、世界的映画シリーズの吹き替えに挑戦したという経緯です。

本人も吹き替えの仕事について、当時はほぼ初めての経験だったと振り返っています。

この経験が、その後の声優・俳優としてのキャリアを大きく広げることになりました。

【映画全8作】小野賢章がハリー役を担当した作品と出演時系列

小野賢章ハリーポッター

小野賢章のハリー役を語るうえで欠かせないのが、映画シリーズ全8作品への参加です。

映画版のハリー・ポッターは、英国俳優のダニエル・ラドクリフが演じています。

日本語吹き替え版では、小野賢章がそのハリーの声を担当。2001年から2011年まで、およそ10年間にわたって役を引き継ぎました。

ハリー・ポッター映画全8作品の一覧

日本公開年・公開順/小野賢章の担当役

順番 映画タイトル 日本公開年・担当 第1作 ハリー・ポッターと賢者の石 2001年・ハリー役 第2作 ハリー・ポッターと秘密の部屋 2002年・ハリー役 第3作 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 2004年・ハリー役 第4作 ハリー・ポッターと炎のゴブレット 2005年・ハリー役 第5作 ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 2007年・ハリー役 第6作 ハリー・ポッターと謎のプリンス 2009年・ハリー役 第7作 ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 2010年・ハリー役 第8作 ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 2011年・ハリー役

原作小説は全7巻ですが、最終巻の『死の秘宝』が映画ではPART1とPART2に分かれたため、映画は全8作品となっています。

ダニエル・ラドクリフとともに成長した日本語版ハリー

このシリーズの特別なところは、主人公を演じる俳優と日本語吹き替えを担当する声優が、それぞれの立場から同じ人物の成長を表現してきた点です。

ダニエル・ラドクリフは、映画第1作では魔法学校に入学する少年ハリーを演じ、その後の作品で青年へと成長していきました。

小野も同じ期間に子どもから大人へと成長しています。

そのため、単純に同じキャラクターを8回演じたというだけではありません。

演じる本人の成長と、キャラクターの成長が重なった珍しいキャリアだったのです。

小野自身も2018年のイベントで、ハリー・ポッターを人生のターニングポイントの一つと位置づけ、自分の声の成長記録のような作品だったと話しています。

【声変わりの苦労】12歳から青年期までハリーの声を担当できた理由

小野賢章のハリー役を振り返る際、特に注目されるのが声変わりです。

12歳から高校生になる時期まで同じキャラクターを演じ続けることは、声優にとって簡単な仕事ではありません。

子どもの声から大人の声へと変わる時期に、同じ人物の声をどう表現するかという課題があったからです。

第3作『アズカバンの囚人』で直面した声変わり

2021年11月のアニメ!アニメ!のインタビューで、小野は第3作『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』の収録時期について語っています。

声変わりによって、それまで出せていた高い音が思うように出なくなり、フラストレーションを感じていたそうです。

加えて、声変わりの進み方によってはハリー役の吹き替え担当が変更になる可能性もあり、実際に第3作の収録前にはボイステストが行われました。

このとき、ロン役の常盤祐貴も同じように声が低くなり始めていたため、一人だけではなかったことに安心したというエピソードも残っています。

声変わりを乗り越えたことがシリーズの一貫性につながった

一般的に、長期シリーズのアニメや映画では、登場人物の年齢や声質の変化に応じてキャストを変更することがあります。

しかし、小野の場合は本人の成長と演技の変化を生かしながら、ハリーという人物を演じ続けました。

本人はダニエル・ラドクリフの演技をよく見て、参考にしながら役を作っていたとも明かしています。

また、声変わり前の声が作品に残っていることについて、後年には自分自身の成長を振り返れる貴重な記録だと受け止めています。

本人が語ったハリー・ポッターとの距離感

2021年のインタビューでは、10代のころの収録について、1年に1回ほどのペースだったため、生活が大きく変わる感覚はなかったと振り返っています。

また、10代のころは作品の大きさを十分に理解していなかったものの、大人になってからファンの声を通じて、その影響力を実感するようになったそうです。

小野にとってハリーは、仕事上の役柄であると同時に、人生の節目をともに過ごした存在になっていきました。

【2026年最新】小野賢章が舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』でハリー役に初挑戦!

2026年8月16日舞台初日

2026年の小野賢章にとって、大きな転換点となったのが舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』への出演です。

映画シリーズで長年ハリーの声を担当してきた小野が、今度は自ら舞台に立ち、実際にハリー・ポッターを演じることになりました。

出演発表は2026年1月17日。ホリプロステージと所属事務所の公式発表で、出演予定は同年8月から9月と告知されました。

その後の公式発表では出演期間が8月から10月に更新されています。

舞台初日は2026年8月16日!TBS赤坂ACTシアターに登場

ホリプロステージの2026年8月17日付の公式レポートによると、小野は8月16日に舞台初日を迎えました。

出演したのは、東京・TBS赤坂ACTシアターで上演されている『ハリー・ポッターと呪いの子』です。

今回の舞台は、映画の続編をそのまま再現する作品ではありません。

小説の最終巻から19年後を描く物語で、父親となった37歳のハリーと息子アルバスの関係が中心になります。

劇中のハリーには3人の子どもがおり、魔法省で働きながら父親としての問題にも向き合っています。

特に次男アルバスとの関係は、作品を通じた重要なテーマです。

なぜ小野賢章は以前のオファーを断っていたのか

今回の出演には、もう一つ興味深い背景があります。

2026年2月のローチケ演劇宣言のインタビューで、小野は今回より前にも舞台版ハリー役の話を何度か受けていたと明かしました。

しかし、その時点では出演を断っていたそうです。

理由は、舞台のハリーが37歳で、3人の子どもを持つ父親だったためです。

長年ハリーの声を担当していたとしても、父親としての説得力を持って演じられるのか、自分自身で疑問を感じていたといいます。

その後、舞台を実際に観劇し、作品の魅力を実感。最終的に出演を決断した背景には、2026年が東京公演のラストイヤーだったことも大きく関係しています。

加えて、小野自身も1989年10月5日生まれで、2026年10月に37歳になりました。

つまり、劇中のハリーと同じ年齢に到達したタイミングでの出演だったのです。

小野賢章が語った舞台出演への思い

2026年8月17日に公開されたホリプロステージの公式レポートには、初日を迎えた小野のコメントが掲載されています。

僕にとって『死の秘宝』で終わっていた物語が、再び動き出します。

加えて、キャストやスタッフへの感謝を述べたうえで、ハリーでいられる幸せを感じながら演じたいという思いも伝えています。

映画の最終作『死の秘宝 PART2』で一区切りを迎えたハリーとの関係が、舞台という新しい場所で再び動き始めたことを象徴するコメントです。

2026年は舞台版『呪いの子』のラストイヤー

舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』の東京公演は2022年に開幕しました。

2026年は4年半に及ぶロングラン公演の最終年に当たり、2026年12月27日に千秋楽を迎える予定です。

ホリプロステージの発表では、総観客数150万人、通算1500回公演を達成したことも報告されています。

小野の出演は、こうした長期公演の締めくくりに加わる特別なキャスティングとなりました。

【徹底比較】映画版と舞台版のハリー役は何が違う?

小野賢章が映画版と舞台版の両方でハリーを演じることになり、気になるのが表現方法の違いです。

同じ人物を演じるとはいえ、映画の吹き替えと舞台での生身の演技には、技術面でも役柄の設定でも大きな違いがあります。

映画版は声、舞台版は身体全体で表現する

映画版では、ダニエル・ラドクリフが演じるハリーの表情や動きに合わせて、日本語の声を吹き込みます。

一方、舞台版では小野自身がハリーとして舞台上に立ち、セリフだけでなく表情や身体の動き、立ち姿まで使って人物像を作り上げます。

ローチケ演劇宣言のインタビューでは、小野自身が両者の技術的な違いについて説明しています。

声の収録では小さな声でもマイクが拾ってくれますが、舞台では客席まで声を届ける必要があります。

ただし、芝居そのものへのアプローチは、現場によって極端に変えたくないという考えも示しています。

映画版と舞台版の比較

作品設定・演技方法の違い

比較項目 映画版 舞台版
作品 映画全8作 呪いの子
ハリーの時代 少年から青年 19年後の大人
ハリーの年齢 11歳から青年期 37歳
ハリーの役者 ダニエル・ラドクリフ 小野賢章ほか
小野の担当 日本語吹き替え 舞台上のハリー役
表現方法 声の演技 声・表情・身体表現
主なテーマ 成長と魔法界の戦い 親子関係と世代間の葛藤
映画のハリーをそのまま再現するわけではない

小野は2026年5月31日のクランクイン!のインタビューで、舞台版のハリーを演じるにあたり、昔の吹き替えをそのまま再現することは考えていないと語っています。

映画版の声を担当したのは一回り以上前のことであり、現在のハリーは年齢も置かれた環境も違います。

そのため、昔の演技を追いかけるのではなく、現在の自分が演じられるハリーを作り上げたいという考えです。

一方で、映画版のファンが聞き覚えのある声や言い方を感じられることは、小野ならではの強みでもあります。

ローチケ演劇宣言では、長年使ってきた魔法界の用語や呪文、登場人物の名前の発音に慣れていることをアドバンテージとして挙げています。

ここに、映画版を知り尽くした小野だからこそできる舞台表現があります。

37歳のハリーをどう演じるのか

舞台版のハリーは、魔法界を救った英雄であると同時に、一人の父親です。

アルバスとの関係に悩み、仕事と家庭の間で葛藤し、時には親として失敗することもあります。

小野は2026年6月の演劇メディアAudienceのインタビューで、ハリーを単純に父親らしく演じようとするのではなく、試行錯誤しながら父親になっていく人物として捉えていると話しています。

この解釈は、映画版の少年ハリーを知っているファンにとっても新鮮な見どころです。

【2026年最新】小野賢章の現在は?ハリー役以外の活動も紹介

2026年10月29日現在、小野賢章はハリー・ポッター関連の仕事だけにとどまらず、アニメ、ゲーム、映画、イベントなど幅広い分野で活動しています。

所属事務所アニモプロデュースの公式プロフィールには、2026年の出演作品が掲載されています。

2026年の主な出演アニメ
作品名 担当キャラクター
黄泉のツガイ ユル
日本三國 三角青輝
ダイヤのA actII-Second Season- 轟雷市
うちの弟どもがすみません 成田柊
骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中Ⅱ サスケ
アオアシ Season2 中村平
DARK MACHINE カイリ

このほか、2026年1月公開の『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』ではハサウェイ・ノア役を担当しています。

また、2026年12月11日公開予定の『劇場版 薬屋のひとりごと 亡妃の秘宝』では水蛇役として出演が発表されています。

2026年10月もイベント出演が続く

所属事務所の公式プロフィールには、10月10日のSTONE FES. 2026、10月11日の雀魂 声優最強戦2026、10月28日の『日本三國』Blu-ray&DVD BOX発売記念イベントなどが掲載されています。

加えて、11月には『SPY×FAMILY』のイベント出演も予定されています。

このように、2026年の小野賢章は、長年の代表作であるハリー・ポッターを大切にしながら、声優として新しい役柄にも挑戦し続けています。

ハリー・ポッターは小野賢章のキャリアにどう影響した?

小野は2021年度の第16回声優アワードで主演男優賞を受賞しています。

もちろん、現在の活躍はハリー役だけで築かれたものではありません。

『黒子のバスケ』の黒子テツヤ、『アイドリッシュセブン』の七瀬陸など、アニメ作品でも幅広い役柄を担当してきました。

しかし、ハリー・ポッターが特別な存在であることは本人の発言からも明らかです。

2026年6月のインタビューでは、10代のころにハリーの吹き替えを担当していた時期を、夏休みに祖母の家へ行くような感覚だったと表現しています。

長い時間をかけて築かれた親しみが、今回の舞台出演にもつながっています。

【小野賢章とハリー・ポッター】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:小野賢章がハリー・ポッターの吹き替えを始めたのはいつから?

2001年公開の映画『ハリー・ポッターと賢者の石』からです。当時12歳で、オーディションを経てハリー役に選ばれました。その後、2011年公開の『死の秘宝 PART2』まで全8作品を担当しています。

Q2:小野賢章は映画『ハリー・ポッター』全作品でダニエル・ラドクリフの声を担当した?

はい。映画シリーズ全8作品で、ダニエル・ラドクリフが演じたハリー・ポッターの日本語吹き替えを担当しました。

Q3:小野賢章は2026年の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』にも出演した?

はい。2026年8月16日に舞台初日を迎え、19年後の37歳のハリーを演じました。TBS赤坂ACTシアターでの出演期間は公式発表で8月から10月とされています。

Q4:映画版と舞台版のハリーは同じ人物?

同じハリー・ポッターですが、舞台版は映画最終作から19年後の物語です。少年時代の冒険ではなく、3人の子どもを持つ父親としての葛藤が描かれます。

小野賢章とハリー・ポッターの関係は、2001年の映画吹き替えから2026年の舞台出演へと、新しい段階に進みました。

12歳でオーディションに合格した小野は、ダニエル・ラドクリフ演じるハリーの日本語吹き替えを全8作品で担当。声変わりという大きな課題を乗り越えながら、少年から青年へ成長するハリーを演じ続けました。

そして2026年、37歳になった小野自身が、37歳のハリーを舞台上で演じるという特別な機会を得ました。

映画版と舞台版の違いは、単なる演技方法の違いではありません。少年時代の冒険を声で表現してきた俳優が、今度は大人になったハリーの人生や親子関係を身体全体で表現するという、キャリアの新たな挑戦です。

【プロの結論】小野賢章のハリー役を理解する3つのポイント

- 12歳からの成長記録として見る: 映画全8作品を順番に視聴すると、小野自身の声の変化とハリーの成長を重ねて楽しめます。
- 映画と舞台を別の作品として楽しむ: 映画版はダニエル・ラドクリフの演技と小野の吹き替え、舞台版は19年後の父親となったハリーを演じる小野の身体表現に注目するのがおすすめです。
- 2026年の出演をキャリアの転換点として捉える: 長年声を担当した人物を、今度は自分自身が舞台で演じたことに大きな意味があります。

特に注目したいのは、2026年12月27日に予定されている舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』東京公演の千秋楽です。

映画版の吹き替えから舞台版への出演まで、長年続いたハリーとの関係がどのような形で締めくくられるのか。

小野賢章の今後の声優・俳優活動とともに、その歩みを見届けたいところです。

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