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『ラストエンペラー』キャスト一覧|溥儀役から子役・川島芳子まで徹底解説

赤嶺 蓮 赤嶺 蓮 • 更新: • 公開: • 読了約 15 分
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2026年版|映画キャスト・出演者徹底ガイド

1987年製作の映画『ラストエンペラー』は、清朝最後の皇帝・愛新覚羅溥儀の生涯を描いた歴史大作です。監督はベルナルド・ベルトルッチ。主演のジョン・ローンをはじめ、ジョアン・チェン、ピーター・オトゥール、坂本龍一、マギー・ハン、リサ・ルーなど、国際色豊かな俳優陣が出演しています。日本では1988年1月23日に劇場公開されました。

特に注目したいのは、成人した溥儀を演じたジョン・ローンだけでなく、幼少期から青年期までを3人の子役が演じている点です。また、坂本龍一が甘粕正彦役として俳優出演していることや、マギー・ハンが川島芳子をモデルとするイースタン・ジュエルを演じていることも、この作品ならではの見どころです。

【作品の基本情報】1987年公開の『ラストエンペラー』とは?

ラストエンペラーキャスト

『ラストエンペラー』(原題:The Last Emperor)は、イタリアの映画監督ベルナルド・ベルトルッチが手がけた歴史・伝記ドラマです。中国、イタリア、イギリス、フランスなどが関わった国際共同製作作品で、清朝最後の皇帝となった溥儀の人生を壮大なスケールで描いています。

物語は、3歳で皇帝となった溥儀の幼少期から始まります。紫禁城で特別な存在として育った少年が、王朝の終焉、政治的な激動、日本による満州国の成立、そして戦後の収容所生活を経て、一人の人間として生き直していく姿が中心です。

作品の基本情報は次のとおりです。

  • 作品名:ラストエンペラー
  • 原題:The Last Emperor
  • 製作年:1987年
  • 日本公開日:1988年1月23日
  • 監督:ベルナルド・ベルトルッチ
  • 製作:ジェレミー・トーマス
  • 脚本:ベルナルド・ベルトルッチ、マーク・ペプロー
  • 劇場公開版の上映時間:163分
  • ジャンル:歴史劇・伝記・ドラマ

本作の評価を語るうえで欠かせないのが、第60回アカデミー賞です。1988年に開催された同賞で、本作は作品賞、監督賞、脚色賞、撮影賞、作曲賞など、ノミネートされた9部門すべてを受賞しました。

坂本龍一、デヴィッド・バーン、コン・スーによる作曲賞の受賞も大きな話題となりました。国際的な俳優陣だけでなく、映像美、音楽、美術、衣装まで高く評価された作品です。

【完全キャスト一覧】溥儀・婉容・ジョンストンから日本人出演者まで

ここでは、映画『ラストエンペラー』の主要出演者と役名をまとめます。英語版のクレジットと日本の映画データベースで使われる役名には表記の違いがあるため、人物の同定に役立つ英語名も併記しました。

主要キャスト・出演者と役名
登場人物・役名 俳優名 役柄・人物の位置づけ
愛新覚羅溥儀(成人) ジョン・ローン(John Lone) 清朝最後の皇帝で物語の主人公
婉容 ジョアン・チェン(Joan Chen) 溥儀の皇后
レジナルド・ジョンストン ピーター・オトゥール(Peter O'Toole) 溥儀の英語教師・家庭教師
甘粕正彦 坂本龍一(Ryuichi Sakamoto) 日本側の重要人物。英語クレジットではAmakasu
イースタン・ジュエル(川島芳子) マギー・ハン(Maggie Han) 日本名で川島芳子にあたる人物
文繡 ウー・ジュンメイ(Vivian Wu) 溥儀の側室・妃の一人
西太后 リサ・ルー(Lisa Lu) 清朝末期の権力者
陳宝琛 ヴィクター・ウォン(Victor Wong) 溥儀の教育係
大李 デニス・ダン(Dennis Dun) 溥儀に仕える召使い
戦犯収容所尋問官 リック・ヤング(Ric Young) 収容所で溥儀を尋問する人物
張謙和 ケイリー=ヒロユキ・タガワ(Cary-Hiroyuki Tagawa) 映画の日本語資料でこの役名が使われる
菱刈隆 高松英郎 日本軍関係者
吉岡安直 池田史比古(Fumihiko Ikeda) 日本軍関係者
乳母アーモ イェード・ゴー(Jade Go) 幼い溥儀を世話する乳母
日本人通訳 立花ハジメ 日本人通訳役
溥傑(成人) ファン・グァン(Fan Guang) 溥儀の弟
溥傑(7歳) ヘンリー・キィ(Henry Kyi) 溥傑の少年時代
溥傑(14歳) アルヴィン・ライリーIII(Alvin Riley III) 溥傑の青年期

このキャストの特徴は、中国の歴史上の人物を中心に、イギリス、アメリカ、日本など多様な国籍・文化的背景を持つ俳優が集まっていることです。

また、日本人俳優の出演も見逃せません。坂本龍一だけでなく、高松英郎や立花ハジメも参加しており、日本と満州国をめぐる物語に日本側の人物として登場します。

【溥儀役の子役は誰?】3歳・8歳・15歳を演じた3人の俳優

『ラストエンペラー』のキャストを調べる際、意外と見落とされやすいのが溥儀の子役です。

成人した溥儀を演じたのはジョン・ローンですが、映画は主人公の人生を幼少期から追うため、成長段階に合わせて3人の俳優が起用されています。

溥儀の成長段階と出演俳優
  • 3歳の溥儀:リチャード・ヴゥ(Richard Vuu)
  • 8歳の溥儀:タイジャー・ツォウ(Tijger Tsou)
  • 15歳の溥儀:ウー・タオ(Wu Tao)
  • 成人した溥儀:ジョン・ローン(John Lone)

溥儀は1908年、わずか3歳で皇帝に即位した人物です。その後の人生は、皇帝としての生活、退位、政治的な変動、満州国での立場、戦後の収容所生活と大きく変化していきました。

この長い時間の流れを自然に表現するには、成長段階ごとに異なる俳優を起用する方法が効果的です。特に幼少期の溥儀は、本人の意思とは関係なく皇帝という特別な地位を与えられた存在です。幼い俳優の表情や身振りによって、宮廷という閉ざされた世界で育つ少年の姿が印象的に描かれています。

なお、溥儀の弟・溥傑にも成人役と少年役があり、ファン・グァン、ヘンリー・キィ、アルヴィン・ライリーIIIがそれぞれ演じています。兄弟の成長を追う構成も、本作の人物描写を理解するうえで重要です。

【人物相関と注目キャスト】ジョアン・チェン、坂本龍一、マギー・ハンの役どころ

主要キャストを俳優名だけで覚えるよりも、それぞれの人物が溥儀の人生にどう関わるのかを整理すると、映画の理解が深まります。

ジョン・ローンとジョアン・チェンが演じる夫婦

主人公の溥儀を演じるジョン・ローンは、中国系アメリカ人俳優です。本作では、皇帝という特別な地位を持ちながら、自分の人生を自由に決められない溥儀の複雑な内面を担っています。

皇后・婉容を演じるジョアン・チェンは、中国出身の俳優です。婉容は美貌や宮廷での華やかな生活だけで語れる人物ではありません。時代の変化や皇帝の立場に翻弄される女性として描かれ、ジョン・ローン演じる溥儀との関係が作品の感情的な軸の一つになっています。

ピーター・オトゥールが演じるジョンストン

ピーター・オトゥールが演じるレジナルド・ジョンストンは、溥儀に英語や西洋の知識を教える家庭教師です。

皇帝としての教育を受けてきた溥儀にとって、ジョンストンとの出会いは、それまでの宮廷とは異なる世界を知るきっかけになります。単なる教師と生徒という関係を超え、溥儀が外の世界を意識するうえで重要な役割を果たします。

『アラビアのロレンス』などで知られるピーター・オトゥールの存在感は、作品の国際的なスケールにもよく合っています。

坂本龍一は甘粕正彦役として俳優出演

日本人出演者のなかでも特に注目されるのが坂本龍一です。世界的な音楽家として知られる坂本は、本作で甘粕正彦を演じています。

甘粕正彦は、満州国をめぐる日本側の歴史と関わる人物です。映画では、溥儀の人生が日本の政治的な動きと交差する局面に登場します。

ここで押さえておきたいのは、坂本龍一が出演者であると同時に作曲家でもあるという点です。デヴィッド・バーン、コン・スーとともに担当した音楽は、第60回アカデミー賞の作曲賞を受賞しました。俳優として画面に登場しながら、作品全体の音楽面も支えた、非常に特徴的な参加の仕方です。

マギー・ハンが演じる川島芳子とイースタン・ジュエル

マギー・ハンが演じるのは、イースタン・ジュエルという人物です。日本語の映画資料では川島芳子として紹介されています。

川島芳子は、清朝の王族と関係を持ち、日本とも深いつながりを持った歴史上の人物です。映画では、溥儀を取り巻く政治的な世界の一角を担っています。

なお、英語版の出演者クレジットではEastern Jewelと表記されています。日本語で川島芳子役と紹介されることと、英語の役名が異なるため、キャストを検索する際に別人物と誤解されやすいポイントです。

ウー・ジュンメイとリサ・ルーが演じる女性たち

ウー・ジュンメイ(ヴィヴィアン・ウー)は文繡を演じています。婉容とは異なる立場から溥儀の人生に関わる女性であり、宮廷内の人間関係を理解するうえで欠かせない存在です。

リサ・ルーが演じる西太后も重要です。西太后は清朝末期の歴史を象徴する人物で、溥儀が皇帝となる時代背景を理解するための鍵になります。

このように、本作の女性キャストは単に皇帝を取り巻く人物として配置されているのではありません。宮廷制度や政治の変化によって、それぞれ異なる運命をたどる人物として描かれています。

【オリジナル全長版のキャスト】163分・218分・219分の違いを解説

『ラストエンペラー』を検索すると、「通常版」「オリジナル全長版」「テレビ放送版」などの表記を見かけます。上映時間が異なるため、キャストや内容まで別物なのではないかと疑問に感じる人もいるでしょう。

確認できる主な上映時間は次のとおりです。

  • 163分:劇場公開版。英国映画協会(BFI)やCriterion Collectionの作品情報にも記載されている標準的な上映時間。
  • 218分:Criterion Collectionが特典として紹介しているテレビ放送版。
  • 219分:日本のallcinemaが「ラストエンペラー/オリジナル全長版」として掲載している上映時間。

映画専門メディアのTCMも、テレビ放送用の拡張版について、劇場公開版には含まれない50分以上の映像が収録されていると紹介しています。

したがって、全長版は単純にキャストを入れ替えた別作品ではありません。基本となる主要出演者は共通しており、長い上映時間によって物語や人物描写をより詳しく味わえるバージョンです。

また、218分と219分という表記の違いは、紹介する媒体や収録版によるものです。上映時間だけを見て、どちらかが誤記だと判断するのは早計です。

全長版を見るときに確認したいポイント

全長版を選ぶメリットは、溥儀の人生を取り巻く政治的な状況や、宮廷内外の人間関係をより長い時間をかけて追えることです。

一方、初めて鑑賞する人で、まず物語の全体像や主要キャストの演技を把握したい場合は、163分の劇場公開版から見る方法もあります。人物関係をさらに掘り下げたい人には、218分または219分と紹介される拡張版が適しています。

なお、版によって日本語字幕や収録内容、クレジットの掲載範囲が異なる場合があります。視聴前には商品や映像ソフトの収録時間と版名を確認するのがおすすめです。

【ラストエンペラーのキャスト】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:映画『ラストエンペラー』で溥儀を演じた俳優は誰ですか?
A1:成人した溥儀を演じたのはジョン・ローンです。幼少期から青年期は、3歳がリチャード・ヴゥ、8歳がタイジャー・ツォウ、15歳がウー・タオと、3人の子役が担当しています。

Q2:『ラストエンペラー』で川島芳子を演じた女優は誰ですか?
A2:マギー・ハンです。英語版のクレジットではイースタン・ジュエル(Eastern Jewel)という役名で記載されています。日本語の映画資料では川島芳子として紹介されています。

Q3:坂本龍一は『ラストエンペラー』で何の役を演じていますか?
A3:坂本龍一は甘粕正彦役で出演しています。また、デヴィッド・バーン、コン・スーとともに音楽も担当し、第60回アカデミー賞の作曲賞を受賞しました。

映画『ラストエンペラー』の主要キャストは、溥儀役のジョン・ローン、婉容役のジョアン・チェン、ジョンストン役のピーター・オトゥールを中心に構成されています。

加えて、坂本龍一の甘粕正彦役、マギー・ハンの川島芳子役、ウー・ジュンメイの文繡役、リサ・ルーの西太后役など、歴史上の重要人物を演じる出演者にも注目したいところです。

特に覚えておきたいのは、溥儀役が一人の俳優だけで構成されていないこと、坂本龍一が俳優と作曲家の二つの立場で参加していること、そして川島芳子役が英語版ではイースタン・ジュエルと表記されることです。

キャストを調べる際には、次の3点を基準にすると情報を整理しやすくなります。

  • 俳優と役名:歴史上の人物名と英語版のクレジット名を区別する。
  • 出演者の年代:溥儀や溥傑など、成長段階によって複数の俳優が演じている人物を確認する。
  • 映像のバージョン:163分の劇場公開版と218分・219分の拡張版を区別する。

2026年現在も、『ラストエンペラー』は映画史に残る国際的な歴史大作です。出演者それぞれの役柄と人物関係を理解してから鑑賞すると、溥儀という一人の人間の生涯だけでなく、清朝の終焉と激動の時代を生きた人々の姿も、より立体的に感じられます。

主な照合資料: allcinema、Criterion Collection、英国映画協会(BFI)、米国映画芸術科学アカデミー、WOWOWの作品・キャスト情報。

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赤嶺 蓮
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芸能・エンタメ領域を10年取材するデスク。事務所の公式リリースと番組公式サイトを一次情報として確認してから記事にします。

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