池江璃花子さんは、自由形とバタフライを専門とする日本の競泳選手です。ジュニア時代から国内大会で優勝を重ね、2016年のリオデジャネイロオリンピックで初めて五輪に出場しました。
池江璃花子(いけえ・りかこ)
競泳選手・日本代表
- 生年月日:2000年7月4日
- 年齢:26歳(2026年10月現在)
- 出身地:東京都江戸川区
- 身長:172cm
- 出身大学:日本大学
- 専門種目:バタフライ・自由形
- 所属:横浜ゴム
- スイミングクラブ:ルネサンス
池江さんの競技活動を支える所属先として知られているのが、横浜ゴムとスポーツクラブルネサンスです。
JOCの選手プロフィールでも、勤務先・所属先は横浜ゴム株式会社、スポーツクラブルネサンスと記載されています。
横浜ゴムは選手応援サイトでプロフィールや競技成績、日本記録を紹介しています。ルネサンスはスイミングクラブとして競技活動を支える存在です。
所属企業と練習拠点を混同せずに理解しておくと、池江さんの競技環境が分かりやすくなります。
幼少期から日本代表へ池江さんが水泳を始めたのは3歳のときです。5歳になるころには、自由形、背泳ぎ、バタフライ、平泳ぎの4泳法で50mを泳げるようになっていました。
中学生になるとジュニアオリンピックカップで優勝し、日本選手権でも決勝に進出。高校1年生だった2016年にはリオデジャネイロオリンピックに出場し、女子100mバタフライで5位に入りました。
2017年の日本選手権では女子史上初の5冠、2018年のジャカルタ・アジア大会では6冠を達成。大会最優秀選手(MVP)にも選ばれています。
【白血病公表から競技復帰まで】池江璃花子の闘病と再起の経緯

池江さんのキャリアを語るうえで欠かせないのが、2019年に公表した急性リンパ性白血病です。
日本競泳界の中心選手として活躍していた時期に突然訪れた病気との闘いは、競技生活を大きく変える出来事となりました。
2019年2月、急性リンパ性白血病を公表2019年2月、オーストラリアでの合宿中に体調不良を訴えた池江さんは、緊急帰国して検査を受けました。
2月8日に急性リンパ性白血病と診断され、入院して治療を開始。2月12日には自身のSNSを通じて病気を公表しました。
治療では化学療法が行われましたが、合併症を併発したため、造血幹細胞移植を受けることになりました。
2019年12月に退院、2020年8月に実戦復帰2019年12月17日、所属先などが池江さんの退院を公式発表しました。
退院時点では寛解状態が維持され、体調も安定していたと説明されています。ただし、退院後も通院治療を続ける必要があり、当面は陸上トレーニングを中心に体力を戻す計画でした。
その後、2020年8月の東京都特別水泳大会で実戦復帰を果たします。
約1年半にわたる競技中断を経て、再びレースに立ったことは大きな転換点でした。
2021年、日本選手権で4種目優勝復帰後の池江さんは、国内大会で着実に結果を残しました。
2021年の第97回日本選手権では、以下の4種目で優勝しています。
- 女子50mバタフライ
- 女子100mバタフライ
- 女子50m自由形
- 女子100m自由形
この結果によって東京オリンピックのリレー代表権を獲得しました。
東京五輪では女子4×100mメドレーリレーの決勝に進出。病気の公表から約2年半でオリンピックの舞台に戻りました。
2024年9月25日、完全寛解を報告2024年9月25日、池江さんは自身のSNSで急性リンパ性白血病の完全寛解を報告しました。
本人は造血幹細胞移植から5年が経過したことを伝え、闘病生活を振り返っています。
当時のTBS NEWS DIGの報道では、本人の投稿内容として次の言葉が紹介されました。
「移植後5年が経ち、本日完全寛解を迎えました!」
また、退院後の生活にも苦労があり、精神的につらい時期もあったことを明かしました。
この発表は競技復帰とは別の意味でも大きな節目でした。病気の公表から5年以上にわたる治療と経過観察を経て、本人が完全寛解を報告したためです。
なお、医学的な意味での完全寛解と、将来にわたって再発の可能性が一切ないことは同義ではありません。本人の発表に沿って理解することが大切です。
【池江璃花子の競泳記録】50mバタフライ・100mバタフライの実力
池江さんの代表的な種目は50mと100mのバタフライです。
特に注目されるのが、2018年に樹立した日本記録です。
50mバタフライの日本記録は25秒11池江さんの女子50mバタフライ長水路の日本記録は、25秒11です。
2018年6月10日にフランスのカネで開催されたヨーロッパグランプリで樹立しました。
2026年の主要大会での記録と比べると、次のようになります。
- 2026年日本選手権3月:25秒55
- 2026年日本選手権6月:25秒85
- 2026年アジア大会9月:25秒97
いずれも25秒台を記録しています。特に日本選手権では優勝を続けており、国内トップレベルでの競争力を示しています。
100mバタフライの日本記録は56秒08女子100mバタフライの長水路日本記録は56秒08です。
2018年8月11日のパンパシフィック選手権で樹立されました。
2026年の主要大会では以下のタイムを記録しています。
- 3月の日本選手権:57秒49
- 6月の日本選手権:58秒11
- 9月のアジア大会:58秒25
100mバタフライでは、3月の日本選手権で優勝した一方、6月は2位、アジア大会では5位でした。
日本記録と大会成績は分けて考えるここで押さえておきたいのは、日本記録と大会での優勝は異なる評価基準だということです。
日本記録は国内での最高記録を示し、大会順位はそのレースに出場した選手との競争結果を示します。
例えば、アジア大会の50mバタフライでは25秒97で銅メダルを獲得しましたが、日本記録の25秒11には届いていません。
それでも国際大会で表彰台に立ったという事実は、十分に評価できる成果です。
記録の更新だけでなく、競技レベルの高い大会でどの順位に入ったか、リレーでどのような役割を果たしたかも含めて見る必要があります。
【パリオリンピック2024】池江璃花子は何位だった?
2024年のパリオリンピックでは、池江さんは個人種目1種目とリレー2種目に出場しました。
個人種目でオリンピック代表となったのは、東京大会以来2大会ぶりです。
女子100mバタフライは準決勝12位2024年3月の国際大会代表選手選考会では、女子100mバタフライで57秒30を記録して2位となり、パリ五輪の個人種目代表に内定しました。
本大会の結果は次のとおりです。
- 女子100mバタフライ:12位(57秒79)
- 女子4×100mメドレーリレー:5位(3分56秒17)
- 混合4×100mメドレーリレー:8位(3分45秒17)
個人種目では決勝進出を逃しましたが、女子メドレーリレーでは5位に入りました。
東京五輪からパリ五輪までの成長池江さんは2016年のリオデジャネイロ大会、2021年の東京大会、2024年のパリ大会と、3大会連続でオリンピックに出場しています。
特に東京大会は、白血病の治療を経て復帰した後の出場でした。
パリ大会では個人種目の代表権も獲得し、競技者として再び世界のトップ選手と競い合いました。
そして2026年にはアジア大会で3個のメダルを獲得。2028年ロサンゼルスオリンピックに向けた競技活動にも注目が集まっています。
【池江璃花子の現在に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:池江璃花子は2026年現在何歳ですか?
A1:2000年7月4日生まれで、2026年10月現在26歳です。身長は172cmです。
Q2:池江璃花子は2026年アジア大会で何個のメダルを獲得しましたか?
A2:合計3個です。女子50mバタフライで銅メダル、混合4×100mメドレーリレーと女子4×100mメドレーリレーで銀メダルを獲得しました。
Q3:池江璃花子の白血病は完治したのですか?
A3:2024年9月25日に、本人が急性リンパ性白血病の完全寛解を報告しました。完全寛解という本人の発表と、医学的な意味での再発リスクが完全になくなることは区別する必要があります。
Q4:池江璃花子の現在の所属先はどこですか?
A4:横浜ゴム株式会社とスポーツクラブルネサンスです。JOCの選手プロフィールにも両者が所属先として掲載されています。
Q5:池江璃花子の50mバタフライの日本記録は何秒ですか?
A5:長水路の日本記録は25秒11です。2018年6月10日にフランスのカネで樹立しました。
Q6:池江璃花子はパリオリンピックに出場しましたか?
A6:出場しました。女子100mバタフライと2種目のメドレーリレーに出場し、女子4×100mメドレーリレーでは5位に入りました。
2026年10月現在の池江璃花子さんは、白血病の完全寛解を本人が報告した後も、競泳選手として国内外の大会に出場しています。
今年の主な実績を振り返ると、3月の日本選手権では3種目優勝、6月の日本選手権では50mバタフライで優勝。9月のアジア大会では3個のメダルを獲得しました。
特に50mバタフライでの大会6連覇と、アジア大会3大会連続のメダル獲得は注目すべき実績です。
一方、100mバタフライでは大会ごとに順位やタイムに変化があり、さらなる競技力向上への挑戦も続いています。
【プロの結論】
池江璃花子さんの現在を評価する際は、次の3つの視点が重要です。
1. 競技成績: 日本選手権の優勝回数だけでなく、アジア大会など国際大会での順位とタイムを確認する。
2. 競技復帰の歩み: 2019年の白血病公表、2020年の実戦復帰、2024年の完全寛解報告を時系列で理解する。
3. 今後の展望: 2028年ロサンゼルスオリンピックに向けた大会出場や競技成績に注目する。
池江さんの歩みは、過去の栄光や病気からの復帰だけでは語り切れません。2026年のアジア大会で3個のメダルを獲得したことは、現在進行形の競技者としての実績です。
今後も50m・100mバタフライを中心に、国内選手権や国際大会でどのような記録を残していくのか。その挑戦に注目が集まります。
主な情報源:池江璃花子オフィシャルサイト、公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)、横浜ゴム選手応援サイト、日本水泳連盟、TBS NEWS DIG、日刊スポーツ。