テレビ画面のホコリや指紋、皮脂汚れは、気になり始めると意外に目立つものです。専用のクリーナーを購入しなくても、ダイソーやワッツなどの100均で販売されているマイクロファイバークロスやハンディモップを活用すれば、日常的なお手入れにかかる費用を抑えられます。
ただし、100均の商品なら何でも液晶画面に使えるわけではありません。例えば、ダイソーの「ガラス&家電用クリーナー」は、公式商品ページにテレビやパソコンの画面には使用しないよう注意書きがあります。商品名だけで判断すると、画面の表面加工を傷める可能性があるのです。2026年のメーカー公式情報や販売商品を踏まえ、使えるアイテムの選び方、正しい4ステップ、避けたい掃除方法を詳しく解説します。
【結論】テレビ画面掃除は100均グッズでできる?必要な道具を解説

テレビ画面の掃除は、100均で購入できる道具でも十分対応できます。特におすすめなのは、柔らかいマイクロファイバークロスです。乾拭きだけでも、軽いホコリや手垢、指紋などを取り除けます。
テレビの液晶画面には、映り込みを抑えたり、見やすさを向上させたりするための特殊な表面加工が施されている場合があります。そのため、一般的な窓ガラスや家具と同じ感覚で掃除するのは危険です。
2026年5月29日に公開されたパナソニックの生活情報メディア「UP LIFE」の解説でも、テレビ画面には化学薬品を使っていない柔らかい布を使用し、力を入れずに拭く方法が紹介されています。液晶テレビと有機ELテレビのどちらも、表面のコーティングに配慮したお手入れが基本です。
つまり、100均で商品を選ぶときに重視したいのは、洗浄力の強さや価格の安さではなく、画面の素材に適した柔らかさと使用条件です。
テレビ画面の掃除に用意したい3つの道具1. マイクロファイバークロス
最初に用意したいのがマイクロファイバークロスです。極細繊維がホコリや皮脂などの細かな汚れを絡め取り、乾拭きでも画面をきれいにしやすい特徴があります。
選ぶ際は、毛羽立ちが少なく、柔らかい素材のものを選びましょう。ほかの場所を拭いて汚れた布や、硬い縁取りが画面に当たる布は避けてください。
2. ハンディモップ
ハンディモップは、テレビ周辺やスタンド、背面のホコリ取りに便利です。テレビの周囲には静電気によってホコリが集まりやすいため、画面以外の部分を定期的に掃除すると、ホコリの再付着を抑えやすくなります。
ただし、液晶画面そのものに使用する場合は注意が必要です。メーカーがマイクロファイバークロス以外の使用を推奨していない機種では、モップを画面に直接当てないでください。
3. 液晶画面専用クリーナー
乾拭きだけでは落ちにくい汚れがある場合、液晶画面専用クリーナーが候補になります。ただし、「液晶対応」「テレビ対応」などの表示だけでなく、使用しているテレビのメーカーが認めている成分かどうかも確認してください。
ウェットシートだから安全、アルコール不使用だから問題ない、といった判断はできません。テレビの表面加工によって適切な掃除方法が異なります。
【100均商品比較】ダイソー・ワッツで選ぶおすすめ掃除グッズ
100均のテレビ掃除用品を比較すると、マイクロファイバークロスと液体成分を含むクリーナーでは、使用上の注意が大きく異なります。
2026年10月時点で確認できる公式販売情報と、2025年12月27日に公開された100均掃除用品の紹介記事を整理しました。
ダイソー・マイクロファイバークロス
公式掲載価格:税込110円
柔らかい微細繊維で、ホコリや油脂汚れを取り除くタイプ。テレビやパソコンなどに対応する商品が掲載されています。
出典:ダイソーネットストア
ワッツ・テレビ&パソコン用クロス
公式掲載価格:税込110円
約30×30cm。ポリエステル80%、ナイロン20%の素材で、乾拭きによる手垢や皮脂汚れの除去に対応しています。
出典:ワッツオンライン
ダイソー・ガラス&家電用クリーナー
公式掲載価格:税込110円・20枚入り
アルカリ電解水と発酵エタノールを使用したシート。商品説明にはテレビなどの記載がありますが、画面への使用は禁止されています。
出典:ダイソーネットストア
ハンディモップ
2025年の紹介記事掲載価格:税込110円
テレビのスタンドや背面、周辺家具のホコリ取りに便利。画面への直接使用は、メーカーの指定を優先してください。
出典:macaroni・2025年12月27日
ここは特に注意したいポイントです。
ダイソーネットストアで販売されている「ガラス&家電用クリーナー(20枚)」は、税込110円の商品です。成分はアルカリ電解水と発酵エタノールで、シートの素材にはレーヨンとポリエステルが使用されています。
商品説明にはテレビやパソコンなどの汚れ落としという用途が記載されています。しかし、同じ商品ページの注意事項には、「テレビ、パソコンの画面に使用しないでください」と明記されています。
つまり、テレビ周辺の家電に使えることと、テレビの液晶パネルに使えることは別問題です。商品名や用途説明だけを見て画面に使用するのは避けてください。
過去のブログや掃除記事で同じ名称の商品をテレビ掃除に使った例が紹介されていても、実際に購入する商品の現行表示を確認することが大切です。
ワッツの液晶クリーナーはどれを選ぶ?ワッツで注目したいのは「マイクロファイバー テレビ&パソコン用 010896」です。
ワッツオンラインの公式商品情報によると、価格は税込110円。約30×30cmのクロスで、ピンクとグリーンの2色が用意されています。
素材はポリエステル80%、ナイロン20%。極細繊維によって手垢や皮脂汚れ、ホコリを乾拭きで取り除くことを想定した商品です。
液体クリーナーを使わずに掃除したい人にとって、検討しやすい選択肢です。ただし、ワッツの商品であっても、テレビ側の取扱説明書で使用可能な布の条件を確認してください。
【実践編】テレビ画面の正しい拭き方は?失敗しない4ステップ
テレビ画面の掃除は、汚れを強く落とすよりも、余計な摩擦や液体の侵入を防ぐことが大切です。
2025年12月27日公開のmacaroniの記事でも、電源を切る、ホコリを取る、マイクロファイバークロスで拭くという流れが紹介されています。ここでは、メーカーの注意事項も踏まえた安全性重視の4ステップを紹介します。
ステップ1:テレビの電源を切り、コンセントからプラグを抜く最初にテレビの電源を切ります。加えて、メーカーの案内に従って電源プラグをコンセントから抜いてください。
電源を切ると、黒い画面に指紋やホコリが浮き上がって見えやすくなります。画面が熱を持っている場合は、十分に冷めてから掃除しましょう。
掃除中に誤って電源が入ったり、液体が内部に入り込んだりするリスクを抑えるためにも、最初の準備を省略しないことが重要です。
ステップ2:表面のホコリを取り除く続いて、画面に付着しているホコリを取り除きます。
おすすめは、清潔で乾いたマイクロファイバークロスを使い、画面を押さえつけないように優しく動かす方法です。画面に砂粒や硬いゴミが付着している場合は、無理にこすらないでください。
ハンディモップは、テレビのフレームやスタンド、背面、周囲の棚などのホコリ取りに活用できます。画面に直接当てるかどうかは、メーカーが認めている素材を確認して判断しましょう。
テレビ画面は静電気によってホコリが付着しやすい場所です。画面だけでなく、周辺のホコリも一緒に取り除くと、掃除後の清潔感を保ちやすくなります。
ステップ3:指紋や皮脂汚れを優しく拭き取るテレビ画面の指紋汚れや皮脂汚れは、マイクロファイバークロスを使って落とします。
汚れが目立つ場所を中心に、力を入れず、ゆっくりと一方向に拭き進めるのが基本です。何度も同じ場所を強くこすると、表面のコーティングを傷める可能性があります。
特に子どもが触った跡や、画面を移動させた際に付いた指紋は、皮脂が残っていることがあります。無理に一度で落とそうとせず、軽い乾拭きを繰り返してください。
なお、macaroniの2025年12月27日の記事では、指紋や皮脂汚れに対して円を描くように優しく拭く方法も紹介されています。実際にはテレビの表面加工やメーカーの指示を優先し、摩擦を増やさないことが大切です。
ステップ4:必要に応じてメーカー指定の方法で仕上げる乾拭きで落ちない汚れがある場合は、テレビの取扱説明書を確認します。
機種によっては、少量の水を含ませて固く絞ったマイクロファイバークロスで拭く方法が認められています。一方、乾いた布以外の使用を推奨していない機種もあります。
水拭きが認められている場合でも、布から水滴が落ちない状態にし、画面に液体が残らないよう注意してください。必要に応じて乾いた清潔なクロスで仕上げます。
クリーナーを使用する場合も、テレビメーカーが指定するもの以外は避けましょう。市販のウェットシートやダイソーのガラス&家電用クリーナーを、自己判断で代用するのはおすすめできません。
【要注意】液晶画面掃除のNG行為と水拭きの注意点
テレビ画面の掃除で失敗しやすいのは、汚れを落とそうとして洗剤や道具を使いすぎることです。
液晶パネルは表面加工が繊細なため、普段の掃除では問題なく使えるアイテムでも、テレビに使用すると傷や変質の原因になることがあります。
テレビ画面掃除で避けたい5つのNG行為
1. ティッシュペーパーで拭く
手軽ですが、画面を傷つける可能性があります。柔らかいマイクロファイバークロスを使いましょう。
2. ガラスクリーナーを使う
窓ガラス用の洗剤は、テレビの表面コーティングに適さない場合があります。一般的なガラス用洗剤で代用しないでください。
3. アルコールや溶剤を自己判断で使う
アルコール、ベンジン、シンナーなどは、表面の変質につながる可能性があります。特定機種で使用が認められている場合を除き避けましょう。
4. 画面に直接スプレーする
液体が画面の縁や内部に入り込み、故障につながるおそれがあります。直接噴射は避けてください。
5. 強くこすったり、メラミンスポンジを使ったりする
摩擦や研磨によって表面加工が傷む可能性があります。汚れが落ちない場合も、無理にこすらないでください。
水拭きについては、テレビのメーカーや機種によって対応が異なります。
例えば、ソニーのBRAVIAに関する公式サポート情報では、基本のお手入れとして乾いたマイクロファイバークロスを案内しています。一部の機種では、乾拭きで落ちない汚れに対して、水を含ませたクロスを使用する方法も紹介されています。
一方、パナソニックの2026年5月29日の解説では、汚れがひどい場合に水で約100倍に薄めた中性洗剤を使用し、固く絞った柔らかい布で拭いて乾拭きする方法が紹介されています。
この違いからも分かるように、テレビ画面の水拭きを一律に推奨することはできません。使用するテレビのメーカー公式情報を優先してください。
また、水拭きが許可されている機種でも、次の点を守りましょう。
- 水を画面に直接かけない。
- クロスは水滴が落ちないほど固く絞る。
- 画面の縁や隙間に水分を残さない。
- 強く押さえつけない。
- 仕上げはメーカーの指定に従う。
基本的には、どちらも柔らかい布で優しくお手入れすることが大切です。
ただし、液晶テレビと有機ELテレビでは構造や表面加工が異なり、同じシリーズでも機種ごとに注意事項が設けられている場合があります。
特に有機ELテレビは薄型のパネルを採用しているため、画面を強く押さえないように注意してください。表面の汚れを取ろうとして指先に力を入れるのは避けましょう。
ソニーも、有機EL・液晶テレビの表面に特殊加工が施されていることを説明しており、指定されたクロスや清掃方法に従うよう案内しています。
【プロの結論】100均のテレビ掃除用品はどう選ぶ?失敗しない判断基準
100均の掃除用品は、価格を抑えながらテレビ周辺をきれいに保つのに便利です。ただし、テレビ画面に使う道具は、一般的な掃除用品とは選び方を変える必要があります。
特に重要なのは、画面の掃除とテレビ周辺の掃除を分けることです。
テレビ画面の掃除に向いている人100均のマイクロファイバークロスを使ったお手入れは、次のような人に向いています。
- テレビ画面の軽いホコリを定期的に取り除きたい人。
- 指紋や軽い皮脂汚れを乾拭きで落としたい人。
- 専用クリーナーの購入費用を抑えたい人。
- テレビ周辺の掃除用品をまとめて用意したい人。
特に、テレビの画面を頻繁に触らない家庭では、清潔なクロスを常備しておくだけでも十分な場合があります。
100均のクリーナーをおすすめできないケース反対に、次のような場合は100均の一般的なウェットシートや洗剤を使わず、メーカー指定の方法を確認してください。
- テレビの表面に特殊なコーティングが施されている場合。
- 指紋や皮脂汚れが強く固着している場合。
- 有機ELなど、画面を強く押すことが心配な機種。
- 取扱説明書で使用できる布や洗剤が限定されている場合。
また、汚れが取れないからといって、洗剤を追加したり、強い摩擦を加えたりするのは逆効果です。落ちない汚れは、メーカーや販売店に相談することも選択肢になります。
100均グッズを長持ちさせる管理方法マイクロファイバークロスは、画面掃除専用として分けて保管するのがおすすめです。
キッチンや窓、家具を拭いたクロスをそのままテレビに使用すると、付着した砂や油分によって画面を傷める可能性があります。
使用後は洗濯表示に従って洗い、柔軟剤や汚れの残留にも注意してください。乾燥後はホコリが付かない場所に保管し、繊維が硬くなったり、毛羽立ちが目立ったりしたら交換を検討しましょう。
100均のクロスは価格が手頃なため、テレビ専用とその他の掃除用に分けて使いやすい点もメリットです。
【FAQ】テレビ画面掃除の100均グッズに関するよくある質問
Q1:テレビ画面はダイソーのマイクロファイバークロスで拭いても大丈夫?
A1:テレビメーカーがマイクロファイバークロスの使用を認めている機種であれば、候補になります。清潔で柔らかい乾いたクロスを使用し、力を入れずに拭いてください。
Q2:ダイソーのガラス&家電用クリーナーはテレビ画面に使える?
A2:現在確認できるダイソー公式商品ページでは、テレビやパソコンの画面への使用は禁止されています。アルカリ電解水と発酵エタノールを含む商品なので、画面には使用しないでください。
Q3:ワッツの液晶クリーナーでおすすめの商品は?
A3:ワッツの「マイクロファイバー テレビ&パソコン用 010896」が候補です。約30×30cmで税込110円。乾拭きで手垢や皮脂汚れを取り除くタイプです。
Q4:テレビ画面の指紋や皮脂汚れは水拭きで落ちる?
A4:機種によっては水拭きが認められていますが、すべてのテレビに使える方法ではありません。取扱説明書を確認し、許可されている場合のみ固く絞った柔らかいクロスで優しく拭いてください。
Q5:ハンディモップでテレビ画面のホコリを取ってもいい?
A5:テレビのフレームやスタンド、背面などのホコリ取りには便利です。ただし、画面にはマイクロファイバークロスを使用する方法が基本です。メーカーが認めていないモップを直接当てるのは避けましょう。
Q6:テレビ画面の掃除にティッシュやウェットティッシュは使える?
A6:基本的におすすめできません。ティッシュは画面に傷を付ける可能性があり、ウェットティッシュは成分によって表面加工を傷めるおそれがあります。専用の柔らかいクロスを使いましょう。
テレビ画面の掃除は、100均のアイテムを活用すれば、費用を抑えながら日常的なお手入れができます。
特にダイソーやワッツのマイクロファイバークロスは、乾拭きによるホコリや指紋、皮脂汚れの除去に役立つ商品です。ハンディモップもテレビのスタンドや背面など、周辺のホコリ取りに活用できます。
一方、ダイソーのガラス&家電用クリーナーについては、商品説明だけでなく注意事項を確認が必要です。現行の公式商品ページではテレビ画面への使用が禁止されているため、液晶パネルには使わないでください。
失敗しないための基本は、電源を切る、ホコリを取り除く、清潔なマイクロファイバークロスで優しく拭く、必要に応じてメーカー指定の方法で仕上げるという4ステップです。
高価な掃除用品をそろえる必要はありません。価格だけで商品を選ばず、テレビの取扱説明書と商品の使用上の注意を確認することが、画面を長くきれいに保つ一番の近道です。
主な参考資料:ダイソーネットストア公式商品情報、ワッツオンライン公式商品情報、ソニー公式サポート、パナソニック「UP LIFE」(2026年5月29日)、macaroni(2025年12月27日)。商品価格・在庫・仕様は変更される場合があります。