「本田圭佑じゃんけん」とは、サッカー選手の本田圭佑さんとじゃんけんで対決できる、ペプシの参加型キャンペーンから生まれたインターネット上の人気ネタです。発端となったのは、サントリー食品インターナショナルが2019年4月に実施した「#本田とじゃんけん」。勝てばペプシ ジャパンコーラがもらえるというシンプルな企画でしたが、驚異的な勝ちっぷりと、負けた相手に向けた強烈なコメントが話題を呼びました。
特に有名になったのが、「俺の勝ち!なんで負けたか明日まで考えといてください」というセリフです。J-CASTニュースが実施した300件の投稿調査では、本田さんに勝った人はわずか2人。勝率に換算すると99.3%という結果になりました。さらに2020年には、じゃんけん元世界大会優勝チームメンバーのケン・ワトソンさんから修業を受けた本田さんが再登場しています。
2026年現在、過去のキャンペーンは終了していますが、なぜここまで強いと言われたのか、後出しの仕組みはどうなっていたのか、もう一度参加できる可能性はあるのか。2019年から2020年までの経緯と検証データを整理します。
【元ネタ】本田圭佑じゃんけんはペプシの2019年キャンペーンから誕生

本田圭佑じゃんけんの発端は、2019年4月9日に発売された「ペプシ ジャパンコーラ」のプロモーションです。
サントリー食品インターナショナルは、新商品の発売に合わせて本田圭佑さんを広告キャラクターに起用。テレビCMだけでなく、一般ユーザーが本田さんとじゃんけんで勝負できる参加型企画を展開しました。
キャンペーンの名称は「#本田とじゃんけん」。
ルールは非常に簡単で、本田さんにじゃんけんで勝つと、ペプシ ジャパンコーラ600mlの無料引換券がもらえるというものです。
ところが、実際に参加したユーザーの間では、商品を獲得できないどころか、本田さんに負け続ける現象が話題になりました。
発端となった「じゃんけん3本勝負」実は、キャンペーン開始前から本田さんのじゃんけんの強さを印象づける動画が公開されていました。
サントリーの2019年4月5日付公式ニュースリリースによると、本田さんはスタッフとのじゃんけん対決に挑戦しています。
3回勝負の結果は、1勝1敗から始まった最終戦で本田さんが勝利。途中に2回のあいこを挟む展開でした。
勝利した本田さんはガッツポーズを見せ、じゃんけんに対する並々ならぬこだわりを披露しました。
この動画では、じゃんけんについても独自の考えを語っています。
本田さんにとって、じゃんけんは単なる遊びではなく、勝ち負けを決めるための真剣な勝負という位置づけでした。
その負けず嫌いな姿勢が、後にキャンペーンで展開される強気なキャラクターとも結びつきます。
「ペプシ ジャパンコーラ」との関係2019年4月9日に発売されたペプシ ジャパンコーラは、日本のコーラ好きに向けて開発された日本限定商品です。
サントリーは、飲みごたえと後味のキレを追求し、塩や和柑橘フレーバーを取り入れた商品として訴求しました。
商品発売と本田さんの広告出演を組み合わせたことで、単なる飲料の宣伝ではなく、参加者自身が話題を作れるキャンペーンに発展したのです。
本田さんの強気な発言と、ペプシを飲む動画演出が一体になった点も、この企画の特徴でした。
【2019年版】本田とじゃんけんの参加方法・TwitterとLINEの仕組み
2019年のキャンペーンは、Twitter(現X)とサントリー公式LINEの2つの方法で参加できました。
応募期間は2019年4月9日11時から4月19日23時59分まで。期間中は1日1回挑戦できる仕組みでした。
Twitterでの参加方法Twitterから参加する場合の基本的な流れは次のとおりです。
1. ペプシ公式Twitterアカウント「@pepsi_jpn」をフォローする。
2. 公式アカウントのキャンペーン投稿を確認する。
3. グー・チョキ・パーのいずれかを選択する。
4. 「#本田にグーで勝つ」など、選択した手に対応するハッシュタグを付けて投稿する。
5. ペプシ公式アカウントから届く動画付きリプライで勝敗を確認する。
重要なのは、参加者が自分の手を先に投稿する点です。
その後、ペプシ公式アカウントから本田さんがじゃんけんをする動画が返信され、結果が通知されました。
勝利すれば無料引換券を獲得できます。
LINEキャンペーンでも参加可能だった2019年版では、Twitterだけでなくサントリー公式LINEからも応募できました。
当時はLINEを利用している人も参加できたため、SNSの利用環境が異なるユーザーにも広く開かれた企画でした。
公式発表による賞品内容は以下のとおりです。
- 賞品:ペプシ ジャパンコーラ600ml無料引換券
- 当選数:合計16万本
- 引換場所:ファミリーマートまたはローソン
- 応募期間:2019年4月9日~4月19日
- 挑戦回数:1日1回
2020年に公表されたサントリーの資料では、2019年のキャンペーンにはTwitterとLINEを合わせて約400万人が参加したと説明されています。
約400万人という参加規模からも、当時の反響の大きさが分かります。
【時系列・関係性】本田圭佑じゃんけんの主要な出来事を整理
本田圭佑じゃんけんは、2019年の商品プロモーションから2020年の復活企画へと展開しました。
関係する人物や企業、出来事を整理すると、次のようになります。
| 時期・人物 | 出来事・関係 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 2019年4月5日 | サントリーが公式発表 | 本田圭佑さんのCMとじゃんけん動画を公開 |
| 2019年4月9日 | #本田とじゃんけん開始 | Twitter・LINEから参加可能 |
| 2019年4月17日 | J-CASTが勝率を検証 | 300人中2人しか勝てなかった |
| 2019年4月19日 | 初回キャンペーン終了 | 賞品は16万本 |
| 2020年5月11日 | サントリーが復活を発表 | じゃんけん修業とセリフをアップデート |
| 2020年5月12日 | #本田とじゃんけん2020開始 | Twitter限定、賞品10万本 |
| 2020年5月22日 | 2020年版終了 | 約10日間の期間限定企画 |
| 2026年10月 | 現在の状況 | 過去の企画は終了し、新規開催は確認できない |
この企画の中心にいるのは本田圭佑さんですが、広告主であるサントリー食品インターナショナル、商品ブランドのペプシ、調査報道を行ったJ-CASTニュース、2020年の修業相手であるケン・ワトソンさんも重要な関係者です。
特に注目したいのは、2019年と2020年でキャンペーンの内容が変化している点です。
単純なじゃんけん企画から、キャラクター性や演出を強化したエンターテインメント企画へと進化しました。
【勝率99.3%の真相】本田圭佑はなぜじゃんけんに強すぎたのか
本田圭佑じゃんけんを語るうえで欠かせないのが、J-CASTニュースによる勝率検証です。
2019年4月17日公開の記事では、編集部が実際にキャンペーンへ参加した結果と、Twitter上の投稿を調査した結果が紹介されました。
300人中298人が負けた検証結果J-CAST編集部は、Twitter上で確認できる参加投稿を調査しました。
具体的には、グー・チョキ・パーそれぞれのハッシュタグから100件ずつ、合計300件の投稿を選び、ペプシ公式アカウントからの返信で勝敗を確認しています。
結果は次のとおりです。
| 調査項目 | 結果 |
|---|---|
| 調査対象 | 300人 |
| 本田さんに負けた人数 | 298人 |
| 本田さんに勝った人数 | 2人 |
| 参加者の勝利割合 | 約0.7% |
| 本田さんの勝利割合 | 約99.3% |
300件のうち298件が敗北という結果は、通常のじゃんけんを知っている人にとって驚くべき数字でした。
一般的なじゃんけんでは、双方がランダムに手を出す場合、勝ち・負け・あいこがそれぞれ3分の1になると考えられます。
しかし、この企画ではあいこがなく、参加者の敗北が圧倒的に多かったのです。
99.3%は公式に発表された勝率ではないここで押さえておきたいのは、99.3%という数字の性質です。
これはサントリーが公表した公式勝率ではありません。
J-CAST編集部がTwitter上の300投稿を調べた結果から算出した参考値です。
また、調査対象は公開投稿から抽出されたものであり、約400万人の参加者全体を対象にした無作為抽出の公式統計ではありません。
したがって、正確には「J-CASTが調査した300件では、本田さんの勝率が99.3%だった」という理解が適切です。
勝てる手はパーだったのか?調査では、本田さんに勝った2人がどちらもパーを出していたことも話題になりました。
この結果から、一時的にパーが有利なのではないかという見方も生まれました。
しかし、J-CASTが別の日の勝利投稿を調べたところ、16日のサンプルではチョキが7回、パーが3回、15日のサンプルではグーが5回、チョキが4回、パーが1回という結果でした。
つまり、勝てる手に明確な規則性があったとは判断できません。
パーを出し続ければ勝てるという必勝法が確立されていたわけではないのです。
【後出しの仕組み】「俺の勝ち」と名言が生まれた理由
本田圭佑じゃんけんが大きな話題になった理由は、勝率だけではありません。
もう一つの要因が、負けた参加者に返される動画の演出です。
「俺の勝ち!なんで負けたか明日まで考えといてください」この企画を象徴するセリフがこちらです。
「俺の勝ち。なんで負けたか、明日まで考えといてください。」
本田さんらしい自信に満ちた言葉と、負けた相手に反省を促すようなコメントの組み合わせが、インターネット上で強烈な印象を残しました。
特に「明日まで考えといてください」という部分は、単なるじゃんけんの敗北を、まるで人生の重要な勝負に負けたかのように演出しています。
さらに動画の最後には「ほな、いただきます」という言葉が続き、ペプシを飲む演出が加わります。
なぜ後出しに見えたのか?多くのユーザーが疑問に感じたのが、本田さんの後出し疑惑です。
その理由は、キャンペーンの参加方式にあります。
参加者は先に自分の手を投稿し、その後で本田さんの手を示す動画付き返信を受け取ります。
つまり、画面上では参加者が先に手を決め、本田さんが後から手を出すように見えるのです。
ただし、ここで区別すべきなのは、実際の対面じゃんけんと、オンラインキャンペーンの結果通知です。
実際の運用では、ユーザーの投稿を受け取った後に公式アカウントが動画付きの結果を返信していました。
一方、サントリーの公開資料には、勝敗を決める具体的なアルゴリズムや抽選ロジックまでは記載されていません。
そのため、動画が後から届くことだけを根拠に、特定の不正操作や確率操作があったと断定することはできません。
負けても楽しめる動画演出J-CASTの記事では、負けた場合のコメントが複数用意されていたことも紹介されています。
例えば、次のような内容です。
- 「たかがじゃんけん、そう思ってないですか?」
- 「それやったら明日も俺が勝ちますよ」
- 「負けは次につながるチャンスです。ネバーギブアップ!」
一方、勝利した場合には、次のようなコメントが返されました。
「やるやん。明日は俺にリベンジさせて。では、どうぞ。」
負けても本田さんの動画を楽しめるという構造が、キャンペーンの面白さを高めていたのです。
【2020年復活】ケン・ワトソンの修業で本田圭佑はさらに進化
2019年のキャンペーン終了後も、本田圭佑じゃんけんの人気は続きました。
サントリー食品インターナショナルの2020年5月11日付発表によると、終了後には「またやってほしい」という声が多数寄せられていたそうです。
本田さん自身も、サッカー場などで日本人からじゃんけんを持ちかけられることがあったと紹介されています。
こうした反響を受けて、2020年5月12日から「#本田とじゃんけん2020」が開催されました。
ケン・ワトソンとのじゃんけん修業2020年版の目玉は、本田さんがじゃんけんの修業に挑戦したことです。
指導相手となったのは、ケン・ワトソンさん。
サントリーの公式発表によると、ケン・ワトソンさんは2002年・2003年のじゃんけん世界大会優勝チームのメンバーです。
本田さんはケンさんと5本勝負を行いました。
その結果は、なんと3対2で本田さんの敗北。
2019年には圧倒的な強さを見せた本田さんが、じゃんけんの元世界大会優勝チームメンバーには惜敗したのです。
習得した必勝法は「相手を観察すること」修業でケン・ワトソンさんから伝授されたのが、相手を観察することの重要性でした。
じゃんけんは完全な運だけではなく、相手の心理や行動パターンを読み取ることも勝負の要素になるという考え方です。
これは、実際の対面じゃんけんにおいては参考になる考え方でしょう。
ただし、オンラインキャンペーンでは相手の表情や手の動きを直接観察できません。
そのため、この助言がオンライン企画でそのまま勝率を上げる方法になるとは限りません。
2020年版で変更された3つのポイント2020年版では、2019年版から演出やキャンペーン内容がアップデートされました。
1. 本田さんのセリフの種類を増加。
2. ケン・ワトソンさんとの修業による新しいエピソードを追加。
3. 勝利した本田さんがペプシを飲み、再挑戦を促す演出を追加。
応募方法はペプシ公式Twitterアカウントからの参加に変更されました。
期間は2020年5月12日11時から5月22日23時59分まで。勝利者にはペプシ ジャパンコーラ600mlの無料引換クーポンがプレゼントされ、当選数は10万人でした。
引換場所はファミリーマートです。
2019年版と比較すると、賞品の当選数や参加方法にも違いがありました。
【2026年最新】本田圭佑じゃんけんは現在も開催されている?
2026年10月29日時点では、2019年版と2020年版のキャンペーンはいずれも終了しています。
サントリーの公式キャンペーン一覧にも、現在開催中の企画として「本田とじゃんけん」は掲載されていません。
また、2020年版以降について、同じ形式のキャンペーンが再び開催されたことを裏付ける公式発表も確認できません。
そのため、現時点では参加できる本田圭佑じゃんけんの公式キャンペーンは確認できない状況です。
過去のキャンペーン動画は楽しめる?キャンペーン自体は終了していますが、当時の話題を振り返るための公式発表や関連動画は、サントリーのニュースリリースなどに記録が残っています。
特に次の3つは、企画の内容を理解するうえで重要です。
- 2019年のじゃんけん3本勝負動画
- 2019年の本田圭佑さんのCM・メイキング映像
- 2020年のケン・ワトソンさんとの修業動画
過去の動画を視聴する際は、現在も応募できるキャンペーンなのか、当時の記録映像なのかを区別することが大切です。
本田圭佑じゃんけんの必勝法は存在する?2026年時点で、公式に認められたオンライン版の必勝法は確認できません。
特に、次のような方法には確実な根拠がありません。
- パーだけを出し続ける。
- 特定の時間帯に参加する。
- 日付が変わった直後を狙う。
- 本田さんの過去の動画から次の手を予測する。
J-CASTの調査でも、勝利した手には日によって違いがありました。
また、オンラインでの勝敗決定方法が公開されていない以上、過去の投稿データから確実な攻略法を導き出すことは困難です。
本当に参考にできるのは、ケン・ワトソンさんが伝えた「相手を観察する」という、対面じゃんけんにおける心理的なアプローチでしょう。
【本田圭佑じゃんけん】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:本田圭佑じゃんけんの元ネタは何ですか?
本田圭佑じゃんけんの元ネタは、2019年4月にサントリー食品インターナショナルが実施した「#本田とじゃんけん」キャンペーンです。ペプシ ジャパンコーラの発売記念企画として、TwitterとLINEから参加できました。
Q2:本田圭佑じゃんけんの勝率99.3%は本当ですか?
J-CASTニュースが2019年4月に調査した300件の投稿では、298人が負け、2人が勝利しました。この結果から本田さんの勝率は99.3%と算出されています。ただし、これは編集部によるサンプル調査であり、キャンペーン全体の公式勝率ではありません。
Q3:「俺の勝ち!なんで負けたか明日まで考えといてください」の元ネタは?
2019年のペプシ公式キャンペーンで、本田圭佑さんが敗北した参加者に向けて披露した動画内のセリフです。強気な勝利宣言と独特の言い回しがSNSで拡散され、インターネットミームとして定着しました。
Q4:本田とじゃんけんはLINEからも参加できましたか?
はい。2019年版はサントリー公式LINEとペプシ公式Twitterの両方から応募できました。ただし、2020年版はペプシ公式Twitterからの応募方式でした。
Q5:2020年の本田圭佑じゃんけんで修業した相手は誰ですか?
ケン・ワトソンさんです。2002年・2003年のじゃんけん世界大会優勝チームメンバーで、本田さんは5本勝負で3対2の敗北を経験しました。修業を通じて「相手を観察すること」の重要性を学びました。
Q6:本田圭佑じゃんけんは2026年も開催されていますか?
2026年10月29日時点で、同キャンペーンの開催を示す公式発表は確認できません。2019年版と2020年版はいずれも終了しており、現在は過去の人気キャンペーンとして知られています。
本田圭佑じゃんけんは、2019年のペプシ ジャパンコーラ発売キャンペーンから生まれた、SNS時代を象徴する参加型プロモーションでした。
J-CAST編集部による300人の調査では、298人が敗北するという驚きの結果が報告され、本田さんの勝率は99.3%に達しました。
さらに「俺の勝ち」「なんで負けたか明日まで考えといてください」という印象的なセリフが拡散され、じゃんけんそのものを超えたネットミームへと発展しました。
2020年にはケン・ワトソンさんとの修業を経て復活。セリフや演出を増やし、前年とは違った魅力を持つ企画として再登場しています。
この企画が成功した理由は、単に有名サッカー選手を広告に起用したからではありません。
参加者が負けても笑える仕組みを作り、本田圭佑という人物のキャラクターをキャンペーン体験そのものに組み込んだことが、大きな特徴でした。
通常の懸賞企画では、当選しなかった参加者はそのまま離脱しがちです。しかし、本田とじゃんけんでは負けた瞬間にも動画というコンテンツが届き、SNSで共有したくなる体験が生まれました。
2026年現在、同じキャンペーンへの参加は確認できません。それでも、99.3%という数字と「明日まで考えといてください」という言葉は、当時のインターネット文化を振り返る象徴的な記録として残っています。
主な確認資料: サントリー食品インターナショナルの2019年公式ニュースリリース、2020年キャンペーン発表、J-CASTニュースの2019年4月17日付検証記事、サントリー公式キャンペーン一覧。