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【誤解を整理】「よふかしのうた」をめぐる3つの疑問

五十木 望 五十木 望 • 更新: • 公開: • 読了約 6 分
目次

楽曲と漫画、アニメの関係が複雑なため、インターネット上では時系列や主題歌の役割が混同されることもある。

特に間違えやすいのは次の3点だ。

誤解①:Creepy Nutsが漫画のために「よふかしのうた」を作った

これは違う。楽曲は2018年にオードリーの10周年全国ツアーのテーマソングとして制作された。漫画の連載開始は2019年であり、楽曲が先に存在している。

誤解②:Season1のオープニングは「よふかしのうた」

これも違う。Season1では「堕天」がオープニング、「よふかしのうた」がエンディングだ。

誤解③:Season2でも「堕天」が主題歌として使われている

Season2の主題歌は変更されている。オープニングが「Mirage」、エンディングが「眠れ」だ。どちらもCreepy Nutsによる楽曲である。

こうした違いを把握するだけでも、作品と音楽の関係を正しく理解できる。

【プロの結論】Creepy Nutsと『よふかしのうた』が特別な理由

creepynutsよふかしのうた

この作品とアーティストの関係を評価するとき、重要なのは3つの段階に分けて考えることだ。

第一段階は、音楽が物語の出発点になったこと。

2018年の「よふかしのうた」は、深夜ラジオやヒップホップとの出会いを背景に、夜への憧れを表現した楽曲だった。

第二段階は、漫画が音楽から独自の世界を生み出したこと。

コトヤマは楽曲を聴き、そのタイトルに惹かれて漫画の題名に採用した。音楽のイメージを受け取りながら、吸血鬼と人間の青春物語へと発展させた。

第三段階は、アーティストが漫画から再び影響を受けたこと。

Season1の「堕天」ではキャラクターの関係性を歌詞に取り込み、Season2では大人になった自分と夜との関係を描いた。

この流れは、一般的なアニメタイアップとは少し異なる。

通常はアニメの企画が先にあり、アーティストが作品に合わせた楽曲を提供する。しかし本作では、アーティストの既存曲が漫画のタイトルになり、その漫画がアニメ化され、同じアーティストが新しい主題歌を作るという循環が成立している。

読者・視聴者が作品を楽しむ際には、次の視点を持つと理解が深まる。

- 楽曲のファン: 2018年版を聴き、夜や深夜ラジオに対するCreepy Nutsの原点を知る。
- 漫画のファン: コトヤマがタイトルに込めた直感と、夜を舞台にした物語の独自性を楽しむ。
- アニメのファン: Season1の「堕天」とSeason2の「Mirage」を比較し、キャラクターと夜の描かれ方の変化に注目する。

作品を深く理解したい人には、漫画を読んでから主題歌を聴き比べる順番がおすすめだ。逆に、音楽から作品に入る場合は、2018年の原曲からSeason1、Season2へと順番に聴くと、表現の変化を追いやすい。

【よふかしのうた】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:Creepy Nutsの「よふかしのうた」はいつ配信された?

A1:2018年12月12日。オードリーのオールナイトニッポン10周年全国ツアーのテーマソングとして制作され、ソニーミュージックから配信限定シングルとして発売された。

Q2:漫画『よふかしのうた』のタイトルはなぜCreepy Nutsの曲と同じなの?

A2:原作者のコトヤマがCreepy Nutsの楽曲を聴き、曲名を見て「このタイトルしかない」と直感したため。使用許可を得て、漫画のタイトルに採用した。

Q3:アニメ『よふかしのうた』のSeason1・Season2の主題歌は?

A3:Season1はオープニングが「堕天」、エンディングが「よふかしのうた」。Season2はオープニングが「Mirage」、エンディングが「眠れ」。いずれもCreepy Nutsが担当している。

Creepy Nutsの「よふかしのうた」は、2018年12月12日に配信された楽曲であり、もともとはオードリーのオールナイトニッポン10周年全国ツアーのテーマソングだった。

その曲に惹かれたコトヤマが漫画のタイトルに採用し、2019年から漫画作品として展開。2022年のSeason1では「堕天」と「よふかしのうた」、2025年のSeason2では「Mirage」と「眠れ」が主題歌として使用された。

特に注目したいのは、作品と音楽の関係が一度きりのタイアップで終わらなかったことだ。

最初はCreepy Nutsが夜への憧れを歌い、コトヤマがそのイメージから物語を生み出した。そしてアニメ化によって、今度はCreepy Nuts自身が漫画の世界から新しい音楽を生み出している。

2018年の楽曲が漫画を生み、漫画が新しい楽曲を生んだ。

この相互作用こそが、Creepy Nutsと『よふかしのうた』の最大の魅力である。2026年に作品を振り返る際にも、原曲からSeason2までを時系列で聴き比べることで、夜というテーマが若者の憧れから大人の葛藤へと変化していく過程を楽しめる。

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五十木 望
コンテンツディレクター 五十木 望
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アイドルとライブ情報を担当。公式サイトの告知、リリース、本人の発信を照合してから記事を組み立てます。

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