2026年の芥川賞・直木賞候補を調べている人が、まず押さえておきたいのは、第175回(2026年上半期)の受賞作が7月15日に決定していることです。芥川賞は小砂川チトさんの『ゾンビ回収婦』、直木賞は朝倉かすみさんの『けんぐゎい』が受賞しました。両賞にはそれぞれ5作品、合計10作品が候補に選ばれています。
さらに注目したいのが、第176回(2026年下半期)から実施される直木賞の候補作発表時期の変更です。従来の12月中旬から11月中旬へ前倒しされ、芥川賞との候補発表時期に約1カ月のずれが生じます。2026年10月29日時点の最新情報をもとに、第175回の候補作・受賞結果、両賞の違い、選考方法、次回の発表スケジュールまで整理します。
2026年6月11日、日本文学振興会から第175回芥川龍之介賞・直木三十五賞の候補作が発表されました。
それぞれ5作品が選出され、選考会は7月15日に東京都内で開催。結果は、芥川賞が小砂川チトさん、直木賞が朝倉かすみさんという組み合わせになりました。
今回の特徴は、純文学の新しい表現に挑む作家から、歴史小説や現代的なテーマを扱う作家まで、幅広い顔ぶれがそろったことです。
また、直木賞候補には、お笑いコンビ「オードリー」の若林正恭さんが初めて執筆した小説『青天』も入り、大きな話題になりました。
第175回の受賞作一覧
『ゾンビ回収婦』小砂川チト

講談社/『群像』2026年5月号掲載
AIに侵食された世界を背景に、仕事を失った女性が仮想現実の世界でゾンビの遺骸を回収する掃除婦として働く物語。
『けんぐゎい』朝倉かすみ
光文社/2026年刊行
江戸時代を舞台に、社会の外側に置かれた女性たちが自分たちの居場所を築いていく姿を描く時代小説。
日本文学振興会の公式発表でも、両作品が第175回の受賞作として掲載されています。選考会は同日開催され、両賞とも今回の候補作品から1作品ずつ選ばれました。
受賞結果で注目されたポイント芥川賞の小砂川チトさんは、これまで『家庭用安心坑夫』『猿の戴冠式』でも候補に選ばれており、『ゾンビ回収婦』で3回目の候補入りにして受賞しました。
一方、直木賞の朝倉かすみさんも『平場の月』『よむよむかたる』に続く3回目の候補入りで、今回ついに受賞を果たしています。
両者に共通しているのは、候補入りを重ねた経験があることです。文学賞では、初めて候補になった作品が受賞するケースだけでなく、複数回の候補入りを経て評価をつかむケースもあります。
【完全一覧】第175回芥川賞候補作5作品・直木賞候補作5作品
ここでは、第175回にノミネートされた全10作品を、賞の種類・作者・掲載誌や出版社・選考結果に分けて整理します。
第175回芥川賞候補作5作品
1. 小砂川チト『ゾンビ回収婦』
『群像』2026年5月号
仮想現実やAIを背景に、現代社会の労働や人間の役割を想起させる作品。
2. 鈴木涼美『悪い血』
『文學界』2026年6月号
社会や人間関係をめぐる問題意識が注目された候補作。
3. 仁科斂『丹心(まごころ)』
『新潮』2026年4月号
第56回新潮新人賞を受賞してデビューした作家による候補作。
4. 村司侑『ソリティアおじさんがいた頃』
『文學界』2026年5月号
第131回文學界新人賞を受賞したデビュー作。
5. 八木詠美『アンチ・グッドモーニング』
『文藝』2026年春季号
『空芯手帳』でデビューした八木詠美さんの候補作。
今回の芥川賞候補は、デビュー間もない作家から、過去にも候補入りした作家まで幅広い構成でした。
特に小砂川チトさんは、過去の候補作を経て今回受賞。八木詠美さんも海外で翻訳・紹介が進むなど、国内外で活動する作家として知られています。
第175回直木賞候補作5作品
1. 朝倉かすみ『けんぐゎい』
光文社
江戸時代の女性たちの生き方と、社会の枠から外れた人々の居場所を描いた作品。
2. 蝉谷めぐ実『見えるか保己一』
KADOKAWA
江戸時代後期の盲目の学者・塙保己一を主人公にした歴史小説。
3. 凪良ゆう『多類婚姻譚』
講談社
『流浪の月』『汝、星のごとく』などで知られる作家の候補作。
4. 原田ひ香『#台所のあるところ』
文藝春秋
『三千円の使いかた』などで知られる原田ひ香さんの候補作。
5. 若林正恭『青天』
文藝春秋
お笑いコンビ「オードリー」の若林正恭さんによる初小説。アメリカンフットボールと向き合う高校生を描く青春小説。
若林正恭さんの候補入りは、今回の直木賞をめぐる大きな話題の一つでした。ただし、候補入りと受賞は別の結果です。『青天』は最終候補に選ばれましたが、受賞作には選ばれていません。
第175回候補作10作品の関係・結果一覧候補作と掲載誌・出版社、受賞結果をまとめると次のとおりです。
出典:日本文学振興会の第175回芥川賞・直木賞公式候補者一覧。作者名は公式掲載順に準拠。
【受賞作を深掘り】『ゾンビ回収婦』と『けんぐゎい』が評価された背景
第175回の受賞作を理解するうえで興味深いのは、芥川賞と直木賞で作品の表現方法や物語のアプローチが異なる点です。
小砂川チト『ゾンビ回収婦』はAI時代の労働を描く
『ゾンビ回収婦』
講談社・2026年7月刊行
AIに侵食された世界で、仕事を失った女性が仮想現実の世界に新たな役割を見いだしていく物語。
作品の設定は、一見するとSFやファンタジーのようです。
主人公は夫とともに仕事を失い、やがて仮想現実の世界でホテルの掃除婦として働き始めます。そこで担うのは、殺されたゾンビの遺骸を拾い集め、世界を美しく保つ仕事です。
講談社の作品紹介では、AIに侵食された世界と、懸命に役割を果たそうとする主人公の姿が描かれています。
注目したいのは、ゾンビという非現実的な存在を使いながら、労働や社会的な役割、誰かに評価されることの意味を考えさせる構成です。
仕事をしても感謝されない。役割を果たしても褒められない。それでも働き続ける人間の姿は、現実の社会生活とも重なる部分があります。
小砂川さんは2022年に『家庭用安心坑夫』で群像新人文学賞を受賞してデビュー。過去2回の芥川賞候補入りを経て、今回の受賞に至りました。
朝倉かすみ『けんぐゎい』は社会の外側に置かれた女性たちを描く
『けんぐゎい』
光文社・2026年4月刊行
江戸時代を舞台に、外見や身分などを理由に社会から距離を置かれた女性たちの生き方を描く。
『けんぐゎい』の舞台は江戸時代です。
物語では、外見や身分などによって社会の周縁に追いやられた女性たちが登場します。そうした女性たちが集まり、自分たちが安心して生きられる居場所を築いていく姿が描かれています。
作品の大きなテーマは、誰が社会の中心にいて、誰がその外側に置かれるのかという問題です。
時代小説でありながら、現代にも通じる社会的なテーマを含んでいる点が特徴的です。
朝倉さんは2005年に小説家デビュー。『平場の月』で山本周五郎賞を受賞し、『よむよむかたる』でも直木賞候補になっています。
今回の受賞は3回目の候補入りで実現しました。
2作品を読み比べると見えてくるもの両作品はジャンルも舞台も異なります。
『ゾンビ回収婦』はAIや仮想現実を取り込んだSF的な設定を通して、現代人の労働や役割を描きます。
対して『けんぐゎい』は江戸時代を舞台に、社会の外側に置かれた人々の生き方を描いています。
しかし、どちらにも共通するのは、社会の中で与えられた役割や居場所を問い直す視点です。
第175回の受賞作は、異なる文学ジャンルを通じて、人間が社会とどう関わって生きるのかを考えさせる2作品だったと整理できます。
【違いを比較】芥川賞と直木賞は何が違う?選考基準を解説
芥川賞と直木賞は、同じ日に候補作が発表され、同じ日に選考会が開かれるため、ひとまとめに語られがちです。
しかし、実際には対象となる文学ジャンルや作品の発表形態に違いがあります。
日本文学振興会の公式FAQでは、芥川賞は純文学の中・短編作品、直木賞はエンターテインメント作品の単行本が対象と説明されています。
芥川賞は純文学の中・短編作品が対象芥川龍之介賞は、雑誌や同人雑誌に発表された、新進作家による純文学の中・短編作品を対象とする文学賞です。
特徴は、ストーリーの面白さだけではなく、文章表現や人間心理、社会への視点、作品全体の文学的な完成度などが問われる点です。
純文学には明確なジャンルの境界線があるわけではありませんが、一般的には娯楽性だけに限定されず、人間の内面や社会のあり方を深く掘り下げる作品が多く含まれます。
第175回の『ゾンビ回収婦』も、SF的な設定を使いながら、人間の役割や労働を描いた作品でした。
直木賞はエンターテインメント作品が対象直木三十五賞は、新進・中堅作家によるエンターテインメント作品の単行本を対象としています。
長編小説や短編集などが中心で、物語の構成、人物描写、読者を引き込む展開などが作品を評価する際の重要な要素になります。
第175回の候補作には、歴史小説の『けんぐゎい』『見えるか保己一』から、現代的なテーマを扱う『多類婚姻譚』『#台所のあるところ』まで、多様な作品が並びました。
芥川賞と直木賞の違いを比較| 比較項目 | 芥川賞 | 直木賞 |
|---|---|---|
| 正式名称 | 芥川龍之介賞 | 直木三十五賞 |
| 対象ジャンル | 純文学 | エンターテインメント文学 |
| 対象作家 | 新進作家 | 新進・中堅作家 |
| 作品形態 | 雑誌掲載の中・短編 | 単行本の長編・短編集 |
| 選考回数 | 年2回 | 年2回 |
| 選考時期 | 7月・翌年1月 | 7月・翌年1月 |
| 主催 | 日本文学振興会 | 日本文学振興会 |
| 正賞 | 懐中時計 | 懐中時計 |
| 副賞 | 100万円 | 100万円 |
| 受賞作の掲載 | 『文藝春秋』 | 『オール讀物』 |
両賞は1935年(昭和10年)に、文藝春秋の創業者・菊池寛によって同時に制定されました。
芥川龍之介と直木三十五、それぞれの作家名を記念した賞です。
なお、どちらが格上という序列はありません。文学的な方向性が異なる、同格の文学賞として理解するのが適切です。
【選考の仕組み】芥川賞・直木賞の候補作は誰が決める?
両賞について、意外と知られていないのが、一般からの応募を受け付ける文学賞ではないという点です。
芥川賞も直木賞も公募制ではありません。すでに雑誌や書籍として発表された作品を対象に、予備選考を経て最終候補作が決まります。
候補作が決定するまでの流れ
作品が発表される
対象期間内に雑誌掲載または単行本として刊行される。
予備選考が行われる
日本文学振興会による複数回の予備選考を経て作品が絞られる。
最終候補作が発表される
候補作品と作者が公式に公表される。
選考委員会が開催される
選考委員が作品を読み、討議を通じて評価する。
受賞作が決定する
1作品または2作品が選ばれる。該当作がなければ受賞作なしとなる場合もある。
この流れは日本文学振興会の公式FAQに掲載されている選考方法に基づくものです。
候補入りすれば受賞できるわけではない候補作に選ばれること自体が、作品に対する一定の評価を意味します。
しかし、候補入りと受賞は別の段階です。
第175回でも、芥川賞は5作品の中から小砂川チトさんの『ゾンビ回収婦』が選ばれ、直木賞は5作品の中から朝倉かすみさんの『けんぐゎい』が選ばれました。
若林正恭さんの『青天』のように、話題性の高い作家の作品であっても、候補入りだけで受賞が確定するわけではありません。
受賞作なしになることもあるもう一つの誤解が、毎回必ず受賞者が出るというものです。
日本文学振興会の説明では、選考委員の討議によって受賞作が決定し、場合によっては「受賞作なし」となることもあります。
実際、直木賞では第173回(2025年上半期)に受賞作がありませんでした。
つまり、候補作が複数あるからといって、必ずその中から受賞作が選ばれるとは限らないのです。
【第176回の最新情報】直木賞候補作は2026年11月中旬に前倒し
2026年の芥川賞・直木賞で、次に注目されるのが第176回(2026年下半期)です。
今回の大きな変更点は、直木賞候補作の発表時期が従来より早くなることです。
この変更は、2025年12月12日に日本文学振興会が公式発表しました。
直木賞の候補作発表は12月中旬から11月中旬へ従来、直木賞候補作は上半期が6月中旬、下半期が12月中旬に発表されていました。
しかし、第176回以降は次のスケジュールに変更されます。
第176回の発表スケジュール
直木賞候補作11月中旬
芥川賞候補作12月中旬
従来の発表時期を維持
両賞の選考会2027年1月20日
日本文学振興会の公式案内による開催予定日
重要なのは、発表時期が変わるのは直木賞であり、芥川賞の候補発表スケジュールは変更されないという点です。
そのため、第176回から両賞の候補作が同時に発表される従来のイメージは変わります。
直木賞の候補作は2026年11月中旬、芥川賞の候補作は従来どおりの12月中旬が目安です。芥川賞の具体的な発表日は、個別の公式発表を確認する必要があります。
第176回の対象作品はいつ刊行されたもの?候補作の発表時期だけでなく、対象となる刊行期間にも変更があります。
| 対象回 | 直木賞の対象刊行期間 | 候補発表 |
|---|---|---|
| 第175回・2026年上半期 | 2025年12月~2026年5月 | 2026年6月中旬 |
| 第176回・2026年下半期 | 2026年6月~10月 | 2026年11月中旬 |
| 第177回・2027年上半期 | 2026年11月~2027年4月 | 2027年5月中旬 |
第176回だけは移行措置として6月刊から10月刊までが対象です。
第177回以降は、新しい対象期間である5月刊から10月刊、11月刊から翌年4月刊というサイクルに移ります。
この変更は、候補作の選定・発表スケジュールを整理するものであり、受賞作を決める選考会そのものを前倒しするものではありません。
日本文学振興会の報道関係者向け案内では、第176回の芥川賞・直木賞選考会は2027年1月20日(水)とされています。
2026年10月29日時点で確認しておきたいこと第176回については、直木賞候補作の発表時期が11月中旬と公表されています。
ただし、11月中旬という予定と、個別作品の候補入りが正式決定することは別の話です。
書店や出版関係者による候補予想、SNSで話題になっている作品、ランキング上位の小説などは、読書の参考にはなりますが、正式な候補作一覧ではありません。
最終的な候補作を確認する際は、日本文学振興会の公式発表を基準にするのが確実です。
【プロの結論】2026年の芥川賞・直木賞を読み解く3つの視点
第175回の結果と第176回のスケジュール変更を踏まえると、読者が押さえておきたい要点は3つあります。
1. 候補作と受賞作は分けて考える文学賞のニュースでは、候補者の名前が先行して広がることがあります。
しかし、候補入りは受賞を意味しません。
今回の若林正恭さんの『青天』も、候補入りによって広く知られるきっかけになりましたが、受賞作には選ばれていません。
候補入りした作品そのものの魅力と、最終的な選考結果を分けて受け止めることが大切です。
2. 芥川賞・直木賞のジャンルの違いから読む作品を選ぶ純文学に興味があるなら芥川賞候補作、物語性やエンターテインメント性を重視するなら直木賞候補作から読み始める方法があります。
ただし、両者の境界は絶対的なものではありません。
『ゾンビ回収婦』のようにSF的な設定を用いる純文学作品もあれば、『けんぐゎい』のように歴史的な舞台を通じて現代的な問題を描く作品もあります。
賞の分類だけで作品の内容を決めつけず、あらすじや試し読みも参考にすると、好みに合う小説を見つけやすくなります。
3. 第176回は発表時期の違いに注意するこれまで芥川賞と直木賞は、同じタイミングで候補作が発表されるイメージがありました。
しかし、第176回からは直木賞の候補発表が11月中旬に前倒しされます。
今後は、直木賞と芥川賞の候補発表を別々に確認する必要があります。
2026年11月は直木賞、12月は芥川賞、2027年1月20日は両賞の選考会という流れを押さえておくと、発表を見逃しにくくなります。
【よくある質問】芥川賞・直木賞候補に関するFAQ
Q1:2026年の第175回芥川賞を受賞した作品は何ですか?
A1:小砂川チトさんの『ゾンビ回収婦』です。2026年7月15日に受賞が発表されました。AIに侵食された世界で働く女性を描いた作品です。
Q2:2026年の第175回直木賞を受賞した作品は何ですか?
A2:朝倉かすみさんの『けんぐゎい』です。江戸時代を舞台に、社会の外側に置かれた女性たちの生き方を描いています。
Q3:第175回の芥川賞・直木賞候補は全部で何作品ですか?
A3:合計10作品です。芥川賞が5作品、直木賞が5作品で、それぞれ1作品が受賞しました。
Q4:若林正恭の『青天』は直木賞を受賞しましたか?
A4:受賞していません。第175回直木賞の候補作には選ばれましたが、受賞作は朝倉かすみさんの『けんぐゎい』でした。
Q5:第176回直木賞の候補作はいつ発表されますか?
A5:日本文学振興会の公式発表では、2026年11月中旬の予定です。従来の12月中旬から前倒しされます。
Q6:第176回芥川賞の候補作も11月に発表されますか?
A6:芥川賞の候補作発表スケジュールは変更されていません。従来どおり12月中旬が目安となり、直木賞とは発表時期が約1カ月ずれます。
Q7:芥川賞と直木賞に一般人が応募することはできますか?
A7:どちらも公募制ではありません。芥川賞は雑誌に掲載された純文学作品、直木賞は書籍として刊行されたエンターテインメント作品が対象です。一般から直接応募する形式の文学賞ではありません。
2026年の第175回芥川賞・直木賞は、7月15日に受賞作が決定しました。
芥川賞は小砂川チトさんの『ゾンビ回収婦』、直木賞は朝倉かすみさんの『けんぐゎい』です。候補作はそれぞれ5作品、合計10作品で、若林正恭さんの『青天』をはじめ、幅広いジャンルと作家が注目を集めました。
そして、次の第176回では直木賞の候補作発表時期が2026年11月中旬に変更されます。芥川賞は従来のスケジュールを維持するため、両賞の候補発表は同時ではなくなります。
今後の注目日程は次のとおりです。
- 2026年11月中旬:第176回直木賞候補作発表予定
- 2026年12月中旬:第176回芥川賞候補作発表の従来スケジュール
- 2027年1月20日:第176回芥川賞・直木賞選考会
文学賞のニュースを追うときは、候補入り、受賞決定、選考会の日程をそれぞれ区別することが大切です。第175回の受賞作を読み比べながら、第176回の新たな候補作発表にも注目しておきましょう。