ラグビー日本代表の名プロップとして知られる稲垣啓太選手。鋭い眼光と強面の表情、そして試合中もほとんど笑顔を見せない姿から、2019年のラグビーワールドカップ日本大会をきっかけに「笑わない男」という愛称が全国に広まりました。しかし、稲垣選手が笑わないのは、単なる無愛想な性格やキャラクターづくりが理由ではありません。本人が語った勝負への美学と、小学生時代の野球経験が深く関係しています。
2026年10月現在、36歳となった稲垣選手は、埼玉パナソニックワイルドナイツで現役を続けています。妻・稲垣貴子さんとの結婚生活では意外なユーモアも見せ、試合中の表情とは違った一面が明らかになっています。2019年W杯アイルランド戦の涙、スコットランド戦の歴史的な初トライ、結婚に至るまでの馴れ初め、そしてリーグワンでの現在まで、その歩みを振り返ります。
【理由を本人が告白】稲垣啓太が笑わないのはなぜ?幼少期の野球経験と勝負への美学

稲垣啓太選手が「笑わない男」と呼ばれる最大の理由は、本人が明かしている試合に対する考え方にあります。
2019年11月、ラグビーワールドカップで日本代表のベスト8進出に貢献した稲垣選手は、故郷の新潟市で行われた会見で、笑わない理由について質問を受けました。
日刊スポーツの2019年11月26日のインタビューでは、次のように答えています。
「試合中にヘラヘラするのが好きじゃないんです。弱い部分を見せたくない。戦いの場なので緩んだ表情を見せるのは違うかな、というのが僕の美学でもあります」
この発言から分かるのは、笑わないことが周囲に対する威圧や演出ではなく、本人の競技に対する姿勢だということです。
小学生時代の野球監督から教わった「歯を見せるな」稲垣選手の無表情には、意外にもラグビーではなく野球が関係しています。
2019年12月の日刊スポーツの取材記事によると、稲垣選手は小学生時代、野球に熱中していました。巨人などで活躍した松井秀喜さんに憧れ、全国大会にも出場する強豪チームで4番・捕手を務めていたといいます。
当時、試合中に笑顔を見せると、監督から繰り返し注意された言葉がありました。
「歯を見せるな!」
これは、試合中に相手へ隙を見せないという意味です。表情や態度から気の緩みを悟られないようにするための指導でした。
稲垣選手はこの教えを素直に守り、競技中には感情を表に出さない姿勢を身につけていきます。
興味深いのは、当時の稲垣選手が決して笑わない子どもだったわけではないことです。
同記事では、小学校の卒業文集に書いた修学旅行の思い出も紹介されています。「佐渡で過ごした時間」という題名の文章では、旅行先での出来事をユーモラスに描写。山で「ヤッホー」と叫んでも山びこが返ってこなかったというオチまでつけていました。
つまり、幼少期から無表情だったのではなく、勝負の場と日常生活で表情を使い分ける感覚が育っていたのです。
大学時代の挫折が勝負への姿勢をさらに強くしたもう一つ見逃せないのが、関東学院大学時代の経験です。
稲垣選手は大学4年時にラグビー部の主将を務めました。しかし、チームは関東大学リーグ戦で31季ぶりとなる2部降格を経験します。
主将としてチームを率いる立場で味わった敗北は、勝負の世界の厳しさを改めて認識する出来事でした。
日刊スポーツの取材記事では、こうした挫折やプロ選手としてのストイックな生活を通じて、練習中も笑顔が少なくなり、現在の武骨な表情につながっていったと伝えています。
稲垣選手にとって大切なのは、笑顔を見せるかどうかではありません。試合で自分の役割を果たし、チームの勝利に貢献することです。
その一貫した姿勢こそ、「笑わない男」という呼び名の奥にある本質です。
【2019年W杯の名場面】アイルランド戦の涙と稲垣啓太が笑った瞬間
稲垣選手の名前を全国に知らしめたのが、2019年に日本で開催されたラグビーワールドカップです。
日本代表は予選プールで強豪アイルランドとスコットランドを破り、史上初のベスト8進出を達成しました。その中心選手の一人が、最前線で身体を張り続けた稲垣選手でした。
2019年9月28日、アイルランドに19対12で歴史的勝利2019年9月28日、静岡県のエコパスタジアムで行われた日本対アイルランド戦。
当時、世界ランキング上位で優勝候補にも挙げられていたアイルランドに対し、日本代表は前半を9対12で折り返します。
後半、日本は粘り強いディフェンスと攻撃で逆転。最終スコアは日本19対12アイルランドでした。
試合終了後、チームメートと抱き合う稲垣選手の姿が映し出され、涙を流しているように見える場面が大きな話題になりました。
ところが、10月2日の会見でその場面について質問されると、稲垣選手は「泣いたことないです」と返答。会場の笑いを誘いました。
このやり取りもまた、感情を表に出さない選手としてのイメージを強く印象づける出来事になりました。
10月13日のスコットランド戦では日本代表初トライもう一つの名場面が、2019年10月13日に横浜国際総合競技場で行われたスコットランド戦です。
日本代表は28対21で勝利し、初めてのワールドカップ決勝トーナメント進出を決めました。
この試合では、稲垣選手が前半25分にトライを記録。日本代表として7年間プレーしてきた中で、これが初めての代表トライでした。
日刊スポーツの報道によると、代表33キャップ目で決めた貴重なトライでした。試合後、本人は大舞台での初トライを振り返り、チームメートへの感謝を口にしています。
加えて、試合後のインタビューでは、台風による被害を受けた人々への思いにも触れました。
自身の活躍を誇るよりも、被災した人たちにラグビーを通じて元気を届けたいという姿勢を示したのです。
稲垣啓太が笑った瞬間は?代表的な3つの場面「笑わない男」と呼ばれていても、稲垣選手が笑顔を見せた場面は複数あります。特に印象的なのが次の3つです。
1.2019年11月の新潟凱旋
ワールドカップ終了後、故郷の新潟市を訪問した稲垣選手。母校や地元の関係者を訪ねる中で、生徒との腕相撲などに臨み、一瞬ニヤリとした表情を見せました。地元での表彰式でも笑顔が見られたと報じられています。
報道陣から笑顔について尋ねられた際には、地元訪問での笑顔指数を「100くらい、いっています」と真顔で答える場面もありました。
2.2022年1月の結婚発表
モデルの新井貴子さんとの結婚を発表した際には、妻に顔を触られて笑顔になっているように見えるツーショット写真を公開しました。
本人は写真について「顔をこねくり回されているだけです」とユーモアを交えて説明しています。
3.2024年6月の結婚式
2024年6月15日、稲垣夫妻は結婚式を挙げました。和装姿のツーショットや見つめ合う写真では、普段の試合中とは違う柔らかな表情が見られました。
この写真はスポーツメディアでも取り上げられ、「笑わない男が笑っている」という反応を集めました。
これらの出来事から分かるのは、稲垣選手は笑えない人ではなく、笑顔を見せる場面を自分なりに大切にしているということです。
稲垣啓太選手は1990年6月2日生まれ、新潟県新潟市出身のラグビー選手です。
2026年10月現在は36歳。日本代表として3大会連続でワールドカップに出場した実績を持ち、国内リーグでも長く第一線でプレーしてきました。
稲垣啓太の基本プロフィール日本ラグビーフットボール協会、ジャパンラグビーリーグワン、所属チームの公開プロフィールに掲載されている主な情報は次のとおりです。
- 名前:稲垣啓太(いながき・けいた)
- 生年月日:1990年6月2日
- 年齢:36歳(2026年10月現在)
- 出身地:新潟県新潟市
- 身長:186cm
- 体重:116kg(リーグワン・チーム公式登録)
- ポジション:PR(プロップ)
- 出身高校:新潟県立新潟工業高等学校
- 出身大学:関東学院大学
- 所属:埼玉パナソニックワイルドナイツ
- 愛称:ガッキー、笑わない男
稲垣選手のポジションであるプロップ(PR)は、フォワードの最前列でスクラムを組む選手です。
スクラムでは、相手チームのフォワードと正面から組み合い、チームの攻撃や守備の土台をつくります。試合中には大きな身体を支え続ける強靭な体幹と、相手の圧力に耐える筋力が必要です。
一般的にプロップは体格やパワーが重視されますが、現代ラグビーでは走力、タックル、ボールを持って前進する能力も求められます。
稲垣選手は、まさにその現代型プロップを代表する選手です。
日本ラグビーフットボール協会の選手紹介では、2013年12月14日のトップリーグ・サントリー戦で30回のタックルを記録したことが紹介されています。スクラムだけでなく、フィールドプレーでも高い貢献度を発揮してきました。
新潟工業高校から関東学院大学、そして日本代表へ稲垣選手は小学生時代に野球を経験した後、新潟工業高校で本格的にラグビーを始めました。
高校時代は3年連続で全国高校ラグビー大会、通称「花園」に出場。高校日本代表にも選ばれています。
その後、関東学院大学へ進学し、大学ラグビー部の主将を務めました。大学選手権ベスト4を経験する一方、4年時にはチームの2部降格も経験しています。
2013年にパナソニックワイルドナイツへ加入。新人賞とトップリーグのベスト15を獲得し、プロ選手としてのキャリアをスタートさせました。
2014年11月には日本代表として初キャップを獲得。2015年のワールドカップ・イングランド大会にも出場し、2019年の日本大会、2023年のフランス大会と、3大会連続で世界の舞台に立ちました。
稲垣啓太の主な経歴・関係者と転換点| 時期 | 人物・出来事・所属 | 主な内容と実績 |
|---|---|---|
| 1990年 | 稲垣啓太 | 6月2日、新潟県新潟市に生まれる。 |
| 小学生時代 | 野球 | 捕手としてプレー。松井秀喜さんに憧れる。 |
| 2006~2008年 | 新潟工業高校 | ラグビーを始め、3年連続で花園に出場。 |
| 2009~2013年 | 関東学院大学 | プロップとして活躍。4年時に主将を務める。 |
| 2013年 | パナソニックワイルドナイツ | 加入初年度にトップリーグ新人賞とベスト15を獲得。 |
| 2014年 | 日本代表 | 11月に代表初キャップを獲得。 |
| 2015年 | W杯イングランド大会 | 日本代表として初のワールドカップ出場。 |
| 2019年 | W杯日本大会 | 全5試合に出場。日本代表の史上初ベスト8に貢献。 |
| 2022年 | 稲垣貴子さん | モデルの新井貴子さんと結婚を発表。 |
| 2023年 | W杯フランス大会 | 3大会連続のワールドカップ出場を達成。 |
| 2024年 | 稲垣貴子さん | 6月15日に結婚式を挙げる。 |
| 2025~2026年 | リーグワン | 埼玉パナソニックワイルドナイツでプレー。 |
| 2026年10月 | プレシーズンマッチ | 実戦に復帰し、コンディションを整えている。 |
この経歴で注目したいのは、高校から大学、そしてプロへと段階的に実績を積み重ねてきた点です。
特に大学時代の主将経験は、単に身体能力の高い選手から、チーム全体を考えて行動する選手へと成長する重要な時期だったと考えられます。
【妻は稲垣貴子】結婚の馴れ初めは2019年W杯!夫婦の意外な素顔
稲垣選手のプライベートで最も注目を集めるのが、妻でモデルの稲垣貴子さんとの結婚です。
結婚相手は、結婚前に新井貴子の名前で活動していたモデルです。2012年にはミス日本コンテストのグランプリを受賞し、海外でもモデルとして活動してきました。
妻・稲垣貴子との出会いは2019年のスコットランド戦2人の出会いのきっかけは、2019年のラグビーワールドカップ日本大会でした。
2024年1月に放送されたフジテレビ系「まつもtoなかい」で、稲垣貴子さんは夫に一目ぼれした経緯を明かしています。
貴子さんが初めて稲垣選手を見たのは、ホテルでテレビをつけたとき。偶然放送されていたスコットランド戦を観戦し、稲垣選手がトライを決める姿を目にしました。
特に心を動かされたのが、試合後のインタビューです。
日本代表の勝利や自身の活躍だけでなく、台風の被害を受けた人々に対する思いを語る稲垣選手の姿に、人間としての魅力を感じたといいます。
貴子さんは、その瞬間に「この人だ」と直感した趣旨を番組で語りました。
その後、知人を介して実際に知り合ったとFRIDAYが報じています。試合中の強い表情だけでは伝わらない、人柄や周囲への配慮が2人の関係につながったエピソードです。
2022年1月に結婚を発表!妻の新井貴子さんは稲垣貴子に2人は2022年1月26日、それぞれのSNSを通じて結婚を発表しました。
発表時には連名で、ラグビー選手とモデルという異なる分野で活動しているものの、海外での活動や精神面で共感する部分があり、互いに支え合う存在になったという趣旨のメッセージを公開しました。
稲垣選手も結婚報告で、妻を守りながらラグビーの戦いに向かう決意を表明しています。
2023年8月29日には、貴子さんが活動名を新井貴子から稲垣貴子へ変更すると発表しました。本人は旧姓への感謝にも触れ、今後も「キコ」と呼んでほしいと伝えています。
2024年6月15日に結婚式!笑わない男が見せた柔らかな表情結婚発表から約2年半後の2024年6月15日、2人は結婚式を挙げました。
稲垣選手は自身のSNSで、日頃お世話になっている人たちに感謝を伝えたいという思いから結婚式を行ったと報告しています。
結婚式では稲垣選手が紋付羽織はかま姿、貴子さんが白無垢姿を披露しました。
報道によると、式は明治神宮で行われ、その後の披露宴にはラグビー関係者や著名人も出席したとされています。
公開された写真では、稲垣選手が妻を見つめる柔らかな表情も確認できました。
妻が明かした「笑わない男」の家庭での姿試合中の厳しい表情とは対照的に、家庭ではユーモアのある一面も見せているようです。
2022年の結婚発表時、貴子さんは夫について、感情をあまり表に出さない人でありながら、ユニークな一面があり、何気ないことで涙が出るほど笑い合える日常をつくってくれると紹介しました。
さらに2026年1月11日、2人は3回目の結婚記念日を報告しています。
貴子さんはSNSで、いつもお腹がよじれるほど笑わせてくれる夫への感謝を伝え、今シーズンもけがなく頑張ってほしいとエールを送りました。
こうしたエピソードを見ると、稲垣選手の無表情は家庭での性格をそのまま表しているわけではないことが分かります。
勝負の場では厳しく、身近な人との時間では笑い合う。その切り替えこそが、稲垣選手の魅力の一つです。
【2026年最新】稲垣啓太の現在は?埼玉パナソニックワイルドナイツとリーグワンの状況
2026年10月現在、稲垣選手は埼玉パナソニックワイルドナイツに所属し、現役選手として活動しています。
36歳を迎えた現在も、プロップとしての経験と実績を生かしながら、チームの中で役割を果たしています。
リーグワン2025-26では20試合中12試合に登録ジャパンラグビーリーグワン2025-26シーズンでは、公式試合記録を基にした集計で、ワイルドナイツの全20試合のうち12試合でメンバー登録されました。
そのうち先発登録は3試合。シーズン中には出場機会が限られた時期もあり、2026年4月18日の静岡ブルーレヴズ戦が同シーズン最後の登録試合となりました。
近年はコンディション調整や負傷による離脱も経験しています。選手としてのキャリアが長くなる中、試合への出場だけでなく、身体の状態を整えながら競技を続けることが大きな課題になっています。
2026年10月17日、プレシーズンマッチに出場2026年10月17日には、東芝ブレイブルーパス武蔵とのプレシーズンマッチに出場しました。
試合は40分を3本行う形式で、稲垣選手は3本目の開始時にリザーブから投入されています。試合結果は埼玉パナソニックワイルドナイツの40対55での敗戦でした。
10月19日公開のラグビー専門メディア「Just RUGBY」のインタビューでは、自身のコンディションについて次のように説明しています。
「少しずつ戻ってきているなという感覚もある」
一方で、以前のような動きにはまだ戻っていないという認識も示しました。
また、同インタビューでは個人の状態だけでなく、チーム全体のコミュニケーションについても言及しています。
自身のプレーを淡々とこなすだけではなく、仲間の好プレーを称え、苦しい場面では互いに声を掛け合うことが必要だと指摘しました。
特に、個々の結果や生活を重視するプロ化の流れが、チームスポーツとしての一体感を弱める可能性についても問題意識を示しています。
これは、個人の身体能力や技術だけでなく、チーム全体で勝利を目指すラグビーの本質を重視する稲垣選手らしい発言です。
日本代表への復帰は?2026年の代表活動と今後稲垣選手は2015年、2019年、2023年のワールドカップに3大会連続で出場した日本代表の主力選手です。
日本代表のキャップ数は53。2023年10月8日のアルゼンチン戦がワールドカップでの最後の出場となっています。
2026年10月のインタビュー時点では、日本代表から約3年遠ざかっている状況でした。
2026年の代表活動に関して、本人は地元・新潟の人々から代表に選ばれているかを尋ねられることがあると明かしています。そのうえで、代表に選ばれないことを単純に悔しがるのではなく、自身の実力が足りていないからだと受け止め、目の前の課題に取り組む姿勢を示しました。
引退を発表した事実はなく、10月には実際にプレシーズンマッチにも出場しています。
なお、ジャパンラグビーリーグワン2026-27シーズンは2026年12月12日開幕予定です。ワイルドナイツも同日、熊谷ラグビー場で浦安D-Rocksとの開幕戦を迎える予定となっています。
今後の注目点は、コンディションをどこまで戻し、公式戦でどの程度の出場機会を得られるかです。日本代表への復帰についても、まずは所属チームでのパフォーマンスが判断材料になります。
【意外な素顔】稲垣啓太はおしゃれでユーモアもある?強面のイメージとのギャップ
稲垣選手の魅力は、ラグビーの実力と無表情だけではありません。
日本ラグビーフットボール協会や所属チームのプロフィールには、競技中の強面な印象からは想像しにくい趣味や人物像が紹介されています。
実は野球好き!子どもの頃の夢はプロ野球選手稲垣選手は小学生時代に野球をしており、憧れの選手として松井秀喜さんや新井宏昌さんの名前を挙げています。
所属チームのプロフィールによると、子どもの頃の夢はプロ野球選手でした。
また、ラグビーを始めたきっかけは兄の影響だったと紹介されています。
もし野球を続けていたら、現在とはまったく違う競技人生を歩んでいた可能性があります。
ファッションにもこだわるおしゃれな一面日本ラグビーフットボール協会のプロフィールでは、稲垣選手は普段は無口なタイプでありながら、ファッションに気を使うおしゃれな一面があると紹介されています。
身長186cmという恵まれた体格に加え、ファッション誌やブランド関連の企画などにも登場してきました。
2025年には妻の稲垣貴子さんとのファッション企画で夫婦共演も実現。ラグビー選手としての姿とは異なるスタイリッシュな一面を見せています。
座右の銘に表れる強さと優しさ所属チームのプロフィールに掲載されている座右の銘は、次の言葉です。
「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きている資格がない」
この言葉は、強さだけでなく他者への優しさも大切にするという考え方を表しています。
実際、2019年のワールドカップでは、試合後のインタビューで台風被害に遭った人々への思いを語りました。自分の活躍だけでなく、ラグビーを通じて誰かを勇気づけたいという姿勢は、その言葉とも重なります。
2026年10月のインタビューでも、チームメートへの声掛けや互いを認め合う姿勢の必要性を強調しました。
強面で寡黙な選手というイメージの奥には、仲間や周囲への配慮を大切にする人物像があります。
【ラグビーの笑わない男に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:稲垣啓太は本当に一度も笑わないのですか?
A1:いいえ。笑わないのは主に試合や練習など勝負の場での姿勢です。2019年の新潟凱旋、2022年の結婚発表、2024年の結婚式などでは笑顔を見せています。妻の稲垣貴子さんも、家庭では一緒に大笑いする日常があると紹介しています。
Q2:稲垣啓太の妻は誰ですか?
A2:モデルの稲垣貴子さんです。結婚前は新井貴子の名前で活動し、2012年のミス日本グランプリ受賞や海外でのモデル活動でも知られています。2人は2022年1月に結婚を発表しました。
Q3:稲垣啓太は2026年現在も現役ですか?
A3:はい。2026年10月現在、埼玉パナソニックワイルドナイツに所属しています。10月17日にはプレシーズンマッチに出場し、コンディションが少しずつ戻ってきていると語っています。
Q4:稲垣啓太の身長と体重はどれくらいですか?
A4:ジャパンラグビーリーグワンと所属チームの2025-26シーズン登録情報では、身長186cm、体重116kgです。ポジションはプロップ(PR)です。
Q5:稲垣啓太は2019年W杯で何をしたのですか?
A5:アイルランド戦の19対12の歴史的勝利に貢献し、スコットランド戦では日本代表として初めてのトライを記録しました。日本代表の史上初となるベスト8進出を支えた中心選手の一人です。
稲垣啓太選手が笑わない理由は、小学生時代の野球経験から身についた「相手に隙を見せない」という考え方と、試合を戦いの場と捉える本人の美学にあります。
しかし、2019年のワールドカップ後の地元訪問や、妻・稲垣貴子さんとの結婚式で見せた表情から分かるように、普段から笑顔を見せないわけではありません。
2019年のアイルランド戦での歴史的勝利、スコットランド戦での代表初トライ、そして2022年の結婚。こうした出来事を通じて、稲垣選手はラグビーの実力だけでなく、人間的な魅力でも多くの人に知られるようになりました。
2026年10月現在は36歳。埼玉パナソニックワイルドナイツで実戦復帰を重ね、リーグワン2026-27シーズンに向けて準備を進めています。
【プロの結論】
稲垣選手を理解するうえで大切なのは、「笑わない」という表面的なキャラクターだけで評価しないことです。
プロップというポジションで求められる献身性、チームのために身体を張る責任感、敗北を次の成長につなげる姿勢。そして、試合以外では仲間や家族と笑い合う柔らかな人柄。これらを合わせて見ることで、彼の本当の魅力が見えてきます。
今後注目したいのは、2026-27シーズンでどこまでコンディションを取り戻し、再びワイルドナイツのスクラムを支えられるかという点です。
グラウンドでは最後まで笑わない仕事人。しかし、その強い表情の裏側には、仲間への信頼と周囲への優しさがあります。「笑わない男」という愛称は、稲垣啓太という選手の一部分にすぎないのです。
主な取材・確認資料: 日本ラグビーフットボール協会、ジャパンラグビーリーグワン、パナソニック スポーツ、関東学院大学、日刊スポーツ、読売新聞、スポーツニッポン、TBS NEWS DIG、オリコンニュース、FRIDAY、Just RUGBYの公開情報・報道を参照しています。