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【歴代劇中車一覧】レパードからBMWまで、作品別に車種を比較

五十木 望 五十木 望 • 更新: • 公開: • 読了約 22 分
目次

あぶない刑事の劇中車を理解する要点は、作品の公開順だけでなく、車両提供メーカーと主人公たちの立場の変化を追うことだ。1986年のテレビシリーズから1989年の劇場版までは日産車が中心だったが、その後は外国車や他メーカーの車両も登場するようになった。

以下は、主要な劇中車を作品・役割・特徴で整理した一覧だ。すべての背景車両や犯人車両を網羅したものではなく、シリーズを語るうえで押さえておきたい代表的な車種をまとめている。

作品・年代 主な劇中車 役割・特徴 1986年『あぶない刑事』 日産レパードF31前期型、Y30セドリック、Y30グロリア 港303のゴールドレパードが象徴的存在に 1987年『あぶない刑事』劇場版 F31レパード、Z31フェアレディZ 松村課長の愛車としてZ31が登場 1988年『もっとあぶない刑事』 F31後期型、Y31グロリア、R31スカイライン、A31セフィーロ 港302の濃紺レパードと港署の覆面車が活躍 1989年『もっともあぶない刑事』 F31レパード、Y31グロリア、R31スカイライン 港304のグロリアなどが登場 1996年『あぶない刑事リターンズ』 アルファロメオ164、三菱車など 日産中心の車両構成から大きく変化 1998年『あぶない刑事フォーエヴァー』 マセラティ・ギブリなど 輸入車が主人公たちのスタイルを演出 2016年『さらば あぶない刑事』 R35 GT-R、R34スカイライン、Z34フェアレディZ NISMO、F31レパード GT-Rと懐かしのゴールドレパードが共演 2024年『帰ってきた あぶない刑事』 BMW 330カブリオレ、F31レパード、V36スカイラインなど 探偵となった二人のBMWと伝説のレパードが登場

この変遷から分かるのは、レパードが一貫して作品の象徴であり続ける一方、シリーズ全体の車両構成は時代に合わせて変わってきたということだ。車両提供の変化については日産自動車の公式発表や自動車専門メディアの記録とも一致する。

【日産レパードF31】前期型アルティマとゴールドツートンが伝説になった理由

あぶない刑事車

あぶない刑事の車を語る際、最初に名前が挙がるのが日産レパードF31だ。特にテレビシリーズ初期に登場したゴールドとシルバーのツートンカラーは、作品を象徴するビジュアルとして広く知られている。

前期型アルティマはどんな車だったのか

F31型レパードは、1986年に登場した日産の2代目レパード。トヨタ・ソアラをライバルとする高級スペシャリティクーペとして開発された。

劇中で使われた前期型の代表的なグレードは、最上級仕様の3.0アルティマ。搭載するVG30DE型エンジンは3.0LのV型6気筒DOHCで、最高出力は185PSだった。

当時の高級車らしいロングノーズと短いキャビン、落ち着いたブラウン系の内装、電子メーターなどが特徴。単なる捜査用車両というより、主人公二人の洗練されたキャラクターを視覚的に表現する車だった。

加えて、劇中で印象的だった自動車電話も、実車にオプションとして設定されていた装備だ。車内の小道具まで当時の高級車文化を反映していたことが、作品のリアリティーを高めていた。

港303と港302の違いは?

レパードのファンが特に注目するのが、港署の無線呼称である「港303」と「港302」だ。


港303

前期型・ゴールドツートン
初期テレビシリーズの象徴。ゴールドとシルバーの組み合わせが特徴。

港302

後期型・濃紺ツートン
『もっとあぶない刑事』で印象を残した後期型。

大きな違いはボディカラーだけではない。後期型では1988年のマイナーチェンジに伴い、VG30DET型3.0L V6ターボエンジンが追加された。

最高出力は255PS。前期型の自然吸気エンジンから大きく性能を向上させ、劇中の豪快なドリフトや追跡シーンにも迫力を与えた。

つまり、港303は初期シリーズの華やかさを象徴し、港302は後期シリーズの力強さを象徴する存在だ。両者は単純な色違いではなく、レパードそのもののモデルチェンジと作品の進化を反映している。

なぜレパードはソアラ以上の存在感を獲得したのか

自動車としての販売競争では、当時のレパードはソアラに対して苦戦した面があった。前期型アルティマの185PSに対し、ライバルのソアラは3.0Lツインカムターボで230PSを発揮していた。

しかし、ドラマの世界では事情が違った。タカとユージが乗り込み、横浜の街を疾走し、時には激しいアクションに巻き込まれる。車の性能だけでなく、登場人物との結びつきによって記憶に残る存在になったのだ。

レパードの人気を押し上げた最大の要因は、カタログスペックではなく、映像作品の中で繰り返し描かれた主人公との関係性だった。

【覆面パトカーの名車】Y30セドリック、Y31グロリア、Z31フェアレディZも活躍

レパードの印象が強いあぶない刑事だが、港署の捜査活動を支えた車両にも名車がそろっている。むしろ、脇役の覆面パトカーに注目すると、80年代の日産車のラインアップがよく分かる。

Y30セドリックとY30グロリア

Y30型セドリックは、テレビシリーズで港署の刑事たちが使用する覆面パトカーとして活躍した。

特に4ドアハードトップのV20ターボSGLは、レパードの整備中やタカとユージ以外の刑事が出動する場面などで存在感を発揮。吉井刑事や町田透らが乗る車両としても登場した。

映画『またまたあぶない刑事』では、430型セドリックが「港7」として登場する。レパードが故障した際の代車的な立ち位置ながら、片輪走行などのアクションを披露。最後には横転するという、あぶデカらしい大胆な扱いを受けた。

一方、Y30型グロリアも港署の覆面車として活躍。ダークブルーの車両などが登場し、セドリックとともに80年代の日産を代表する高級セダンの魅力を画面に持ち込んだ。

Y31グロリアは港304として活躍

Y31型グロリアも忘れてはならない一台だ。『もっとあぶない刑事』や『もっともあぶない刑事』では、港署の覆面車として登場している。

なかでもV20グランツーリスモ系のモデルは、セドリックやグロリアが持っていた重厚感と、当時のスポーティーな高級車らしさを兼ね備えていた。

「港304」として知られる車両もあり、作品によって登場する型式や仕様が変わっている。Y30型の港304とY31型の港304を混同しないことが、歴代劇中車を調べる際のポイントだ。

R31スカイラインとA31セフィーロ


スカイラインR31

港署の覆面パトカー
7代目スカイライン。町田透が運転する場面などで登場し、F31レパードと基本部分を共有する関係も興味深い。



セフィーロA31

港306
『もっとあぶない刑事』から登場。主に町田透が乗る覆面車として活躍した。

この2台は、レパードだけでは表現しきれない当時の日産車の多様性を伝えている。とりわけA31セフィーロは、発売が始まった1988年に作品へ登場しており、当時の新型車を積極的に劇中へ取り入れる姿勢が見て取れる。

Z31フェアレディZは誰の車?

フェアレディZ Z31型は、劇場版第1作『あぶない刑事』で松村課長(木の実ナナ)の愛車として登場した。

ロングノーズのスポーツカーらしいシルエットに、セミリトラクタブルヘッドライトを採用したスタイルが特徴。1983年から1989年まで生産されたモデルで、当時の日産スポーツカーの象徴的な存在だった。

なお、松村課長の車は作品が進むにつれて変わっていく。『またまたあぶない刑事』などでは赤いフォード・マスタング・コンバーチブルも登場するため、フェアレディZだけがシリーズを通した愛車だったわけではない。

【平成の劇場版】アルファロメオからR35 GT-Rまで車両の方向性が変化

1989年の『もっともあぶない刑事』以降、シリーズの車両構成は大きく変わっていく。特に1996年の『あぶない刑事リターンズ』は、日産車中心だった従来のイメージを変える転換点だった。

1996年『あぶない刑事リターンズ』のアルファロメオ164

『あぶない刑事リターンズ』では、ユージの愛車として白いアルファロメオ164が登場した。

アルファロメオ164はイタリアの高級セダン。レパードとは異なる欧州車らしい存在感があり、作品の雰囲気にも新しい風を吹き込んだ。

この時期は日産が車両提供を行っていた初期シリーズとは異なり、三菱車なども港署の車両として登場する。車両提供メーカーの変化が、画面に映る自動車の個性にも反映されていた。

1998年『あぶない刑事フォーエヴァー』のマセラティ

1998年のテレビスペシャルと劇場版では、マセラティ・ギブリなどの輸入車が登場した。

マセラティはイタリアの高級スポーツカーブランド。レパードやセドリックとは異なるエレガントな雰囲気があり、タカとユージの大人びた魅力を引き立てる選択だった。

この時期のシリーズは、単に警察車両を描く作品から、登場人物のファッションやライフスタイルまで含めて自動車を演出する作品へと広がっていった。

2016年『さらば あぶない刑事』のR35 GT-R

2016年1月30日公開の『さらば あぶない刑事』では、日産自動車が再び車両を提供。タカとユージの覆面パトカーとして登場したのが、R35型NISSAN GT-Rだ。

日産の公式発表によれば、劇中車は2014年モデルのGT-R Premium edition。ボディカラーはゴールドフレークレッドパールで、赤系の内装も採用されていた。

また、同作にはR34型スカイラインやフェアレディZ NISMOなども登場。松村優子が乗るフェアレディZはZ34型で、白いボディカラーが印象的だった。

ここで間違えやすいのが、R35 GT-RとGT-R NISMOの区別だ。公式発表に記載されている劇中のGT-RはPremium editionであり、NISMO仕様ではない。NISMOの名称が付くのは別の車両であるフェアレディZだ。

加えて、劇中後半にはゴールドツートンのF31レパードも登場する。最新の高性能スポーツカーと80年代の名車を同じ作品に登場させることで、シリーズの歴史そのものを感じさせる演出となった。

【帰ってきた あぶない刑事】BMW 330カブリオレと復活したレパード

2024年5月24日公開の『帰ってきた あぶない刑事』は、シリーズの車両演出をもう一度大きく変えた作品だ。2026年11月時点で、最新の劇場版に当たる。

タカとユージは刑事を退職し、ニュージーランドで探偵として活動した後、横浜へ戻ってくる。この設定に合わせ、二人の移動車両として選ばれたのがBMW 330カブリオレだった。

BMW 330カブリオレはどんな車?

劇中に登場するのは、シルバーのE46型BMW 3シリーズ・カブリオレ。330系のモデルで、オープンカーならではの開放感が特徴だ。

従来のレパードやGT-Rのような覆面パトカーではなく、二人が探偵として横浜の街を移動するための愛車という位置付けになっている。

この選択には、主人公たちの立場の変化が表れている。警察官時代の制服や捜査車両から離れ、自由な探偵として活動する二人には、屋根を開けて街を走れる輸入オープンカーがよく似合う。

また、オープンカーであれば車内の二人の表情を撮影しやすい。劇中では移動中の会話や横浜の風景も印象的に映し出され、車が物語の空気を作る役割を担っている。

ゴールドツートンのF31レパードも復活

BMWだけでなく、シリーズのファンにとって見逃せないのが、終盤に登場するゴールドツートンのF31レパードだ。

この車両は、一般オーナーが所有していた1987年製の前期型アルティマ。映画制作側からゴールドツートンのF31を使用したいという相談が専門店のカーショップフレンドに入り、条件に合う車を所有していたオーナーへ出演の打診が届いた。

オーナーは映画出演に合わせて、それまで装着していたエアロパーツや交換ホイールを外し、当時の劇用車に近いノーマル仕様へ戻した。さらに赤色灯やリアアンテナも用意し、外観の再現に取り組んだという。

2024年2月のノスタルジック2デイズでは、この車両が映画公開に先駆けて展示された。サンバイザーには舘ひろし、柴田恭兵、仲村トオルのサインも残されていた。単なる旧車ではなく、出演者とファン、そしてオーナーの思いが重なった一台になっている。

現代の港署を支える車両も変わった

『帰ってきた あぶない刑事』では、BMWやレパードだけでなく、V36型スカイラインやE24型キャラバンなども登場する。

一方、港署の車両にはトヨタ・クラウンやマークXなども使われ、初期シリーズの日産車中心の構成とは異なる風景が広がる。

これは、作品が単に昔の車を再現するだけでなく、現代の横浜を舞台に新しい物語を描いていることの表れでもある。過去の名車を復活させながら、現在の車両環境も取り入れている点が新作の面白さだ。

【プロの結論】あぶない刑事の劇中車は現在どこに?人気と価値を検証

あぶない刑事の劇中車は、映画の公開が終われば役目を終える単なる撮影用小道具ではない。作品を通して車そのものに物語が生まれ、現在もオーナーや自動車ファンによってその魅力が受け継がれている。

劇中車の現在を追うと見えてくる3つの事情

1. 映画に出演した車両を個人オーナーが所有しているケース

『帰ってきた あぶない刑事』に登場したゴールドツートンのレパードは、その代表例だ。撮影後もオーナーの所有車として維持されていることが、2024年のマイナビニュースの取材で紹介された。

2. 日産の旧車保存活動

日産自動車には、歴代の名車や記念車を保存する日産ヘリテージコレクションがある。神奈川県座間市の日産自動車座間事業所内にあり、日産の公式案内では約500台を保管している。

ただし、すべてのあぶない刑事の劇中車が同施設に保管されているわけではない。日産の案内でも、特定の車両が見学時に必ず展示されているとは限らないとしている。劇中車の保存先を調べる際には、実際の収蔵車両と映画出演車両を区別する必要がある。

3. 旧車専門店やファンによる維持・再現

F31レパードについては、カーショップフレンドのような専門店が整備や販売を手掛けている。劇中車仕様のレプリカを製作するオーナーもおり、作品の人気が車両の保存や再現につながっている。

つまり、オリジナルの劇中車、映画撮影に使用された個人所有車、ファンが製作したレプリカは、それぞれ異なる存在だ。見た目が似ていても同じ個体とは限らない。

F31レパードの中古車はなぜ高い?

レパードF31は、現在では生産終了から長い年月が経過した旧車だ。もともとの希少性に加え、あぶない刑事によって知名度が高まり、映画への再登場やファンによる保存活動も人気を支えている。

2023年のベストカーWebの記事では、専門店の在庫に1,000万円を超える個体が存在することも紹介されていた。ただし、これは一部の販売車両の価格であり、すべてのF31レパードの相場を示す平均価格ではない。年式、グレード、走行距離、修復歴、整備履歴によって価格は大きく変わる。

購入を検討するなら、外装のゴールドツートンだけで判断するのは危険だ。特に次の点を確認したい。

- 車体の状態: 腐食や事故修復歴、フレームの状態。
- エンジンと機関系: VG30DE・VG30DETの整備履歴やオイル漏れ。
- 純正部品: 内装部品、電装品、外装パーツの入手性。
- 再現仕様: 当時の純正部品なのか、後から追加されたレプリカ装備なのか。
- 維持体制: F31に詳しい整備工場や専門店を確保できるか。

映画の雰囲気を楽しむためのレプリカを求めるのか、オリジナルに近い状態の車を所有したいのかによって、選ぶべき個体は異なる。旧車として長く付き合うなら、購入価格以上に整備環境を重視したい。

劇中車を楽しむならどの車種がおすすめ?
車種 おすすめしたい人 注目ポイント
F31レパード前期型 初期シリーズのファン 港303・ゴールドツートン
F31レパード後期型 『もっとあぶない刑事』のファン 港302・ターボエンジン
Y30セドリック 昭和の刑事ドラマ好き 港署の覆面パトカーらしさ
Y31グロリア 80年代の日産高級車好き 港304の存在感
Z31フェアレディZ スポーツカー好き 松村課長の愛車
R35 GT-R 近代の日産スポーツカー好き 『さらば』の高性能覆面車
BMW 330カブリオレ 最新作の世界観が好きな人 探偵となった二人の愛車

初めてシリーズの車を調べるなら、まずF31レパードの前期型と後期型を見比べるのがおすすめだ。加えて、脇役の覆面パトカーまで追いかけると、作品ごとに変化する車両の演出が理解しやすくなる。

【あぶない刑事の車】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:あぶない刑事でタカとユージが乗っていた車は何ですか?
A1:代表的な車は日産レパードF31です。初期シリーズでは前期型のゴールドツートン、続編『もっとあぶない刑事』では後期型の濃紺ツートンが登場しました。『さらば あぶない刑事』ではR35 GT-R、『帰ってきた あぶない刑事』ではBMW 330カブリオレも使用されています。

Q2:あぶない刑事のレパードは前期型と後期型のどちらですか?
A2:どちらも登場します。初期テレビシリーズの代表車両は前期型3.0アルティマのゴールドツートンで、コールサインは港303。『もっとあぶない刑事』では後期型の濃紺ツートンが登場し、港302として知られています。

Q3:港302と港303の違いは何ですか?
A3:代表的な違いは型式の前後期とボディカラーです。港303は前期型のゴールドツートン、港302は後期型の濃紺ツートンとして知られています。登場作品の違いにも注目すると見分けやすくなります。

Q4:あぶない刑事に登場する覆面パトカーにはどんな車種がありますか?
A4:日産レパードF31、セドリックY30、グロリアY30・Y31、スカイラインR31・R34、セフィーロA31などが代表的です。作品によってはスカイラインV36やトヨタ・クラウンなども登場します。

Q5:『さらば あぶない刑事』のGT-RはNISMOですか?
A5:日産の公式発表では、劇中のR35型GT-Rは2014年モデルのPremium editionです。フェアレディZ NISMOとは別の車両なので、混同しないようにしましょう。

Q6:『帰ってきた あぶない刑事』のBMWは何という車種ですか?
A6:E46型BMW 3シリーズの330カブリオレです。タカとユージが探偵として横浜へ戻ってきた後の移動車両として登場します。

Q7:映画に登場したレパードは現在も残っていますか?
A7:少なくとも『帰ってきた あぶない刑事』で使用されたゴールドツートンのF31レパードは、一般オーナーの所有車を撮影に使用したことが取材で明らかになっています。一方、初期テレビシリーズなどのすべての撮影車両について、現在の保管先が公表されているわけではありません。

Q8:あぶない刑事仕様のレパードは現在購入できますか?
A8:中古車市場や旧車専門店でF31レパードを探すことは可能です。ただし、劇中車と同じ仕様の車両は希少で、価格もコンディションによって大きく異なります。購入前に整備履歴や純正部品の状態を確認することが大切です。

あぶない刑事の歴代劇中車を振り返ると、日産レパードF31がシリーズの象徴であることは間違いない。しかし、その魅力はレパード一台だけでは語り尽くせない。

Y30セドリックやY31グロリア、R31スカイライン、A31セフィーロ、Z31フェアレディZなど、80年代の日産車が港署の世界観を支えた。その後はアルファロメオやマセラティといった輸入車が加わり、2016年にはR35 GT-R、2024年にはBMW 330カブリオレが登場した。

特に興味深いのは、最新作でもゴールドツートンのレパードが復活したことだ。40年近い時間を経ても、あの姿が登場するだけで作品の原点を思い出させる。しかも、その車を守ってきた一般オーナーが映画制作に協力したという経緯には、作品と旧車文化の深いつながりが表れている。

あぶない刑事の車の本当の魅力は、車両の性能や希少性だけではなく、登場人物とともに時代を駆け抜けてきた歴史にある。港303のレパードから最新作のBMWまで、それぞれの車が作品の一場面を形作っている。シリーズを見返す際には、ぜひ車種や型式、ボディカラーにも注目してほしい。

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五十木 望
コンテンツディレクター 五十木 望
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アイドルとライブ情報を担当。公式サイトの告知、リリース、本人の発信を照合してから記事を組み立てます。

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