2015年に流行ったものといえば、「爆買い」「トリプルスリー」「五郎丸ポーズ」「ラッスンゴレライ」など、今でも耳に残る言葉やパフォーマンスが数多くあります。ファッションではガウチョパンツ、食べ物ではおにぎらずやコンビニドーナツが話題になり、音楽では三代目 J SOUL BROTHERSやSEKAI NO OWARI、AKB48などが存在感を示しました。
2026年から振り返ると、2015年は単に流行語や人気商品が生まれた年ではありません。訪日外国人による消費の拡大、ラグビー日本代表の歴史的勝利、スマートフォンを通じた情報共有、アニメやゲームの盛り上がりなど、当時の社会の変化が流行に色濃く表れていました。日経トレンディのヒット商品ベスト30、ユーキャン新語・流行語大賞、オリコンの年間ランキングなどを手がかりに、何が流行し、なぜ多くの人に広まったのかをジャンル別に振り返ります。
【2015年の流行語】爆買い・トリプルスリー・五郎丸ポーズが象徴する時代

2015年12月1日に発表された「現代用語の基礎知識」選・ユーキャン新語・流行語大賞では、年間大賞に「爆買い」と「トリプルスリー」の2語が選ばれました。
この2つは、一見するとまったく異なるジャンルの言葉です。しかし、訪日外国人の消費行動と日本のプロ野球の記録という、それぞれの分野で大きな注目を集めた現象を象徴しています。
1. 爆買い:訪日外国人の旺盛な購買力が話題に「爆買い」は、主に訪日外国人観光客が日本の商品を大量に購入する様子を表す言葉です。特に中国人観光客による家電製品、化粧品、日用品などのまとめ買いがテレビや新聞で大きく取り上げられました。
2015年はインバウンド消費が拡大し、百貨店や家電量販店、免税店などに外国人旅行者が訪れる光景が目立ちました。流行語大賞の受賞者には、免税店を展開するラオックスの羅怡文氏が選ばれています。
この言葉が広まった背景には、円安や訪日旅行者の増加、免税制度の利用、海外での日本製品への評価など、複数の経済的要因がありました。単なる買い物ブームではなく、日本の小売業界や観光産業にとって大きな転換点を示す言葉だったのです。
2. トリプルスリー:柳田悠岐と山田哲人が同時達成野球ファン以外にも広く知られるようになったのが「トリプルスリー」です。
これはプロ野球で、同一シーズンに打率3割以上、本塁打30本以上、盗塁30個以上を達成する記録を指します。
2015年には、福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐選手と東京ヤクルトスワローズの山田哲人選手が同時に達成しました。同一シーズンに2人が記録したのは65年ぶりの快挙として報じられました。
長打力だけでなく、出塁能力や走力まで求められる記録であり、打者としての総合力の高さが評価されます。異なるリーグのスター選手が同じ年に達成したことも、話題を大きくした理由でした。
3. 五郎丸ポーズ:ラグビー日本代表の歴史的勝利2015年のスポーツを語るうえで欠かせないのが、ラグビー日本代表の活躍です。
9月19日、ラグビーワールドカップ2015の初戦で、日本代表は優勝経験を持つ南アフリカ代表を34対32で破りました。日本ラグビー協会も、世界ランキング上位の強豪を相手にした歴史的勝利として紹介しています。
この大会で注目を集めた選手の一人が五郎丸歩選手でした。キック前に両手を組む独特のルーティンが「五郎丸ポーズ」と呼ばれ、テレビや広告、学校などでも広く知られるようになりました。
五郎丸ポーズは流行語大賞のトップ10にも選ばれています。競技の枠を越えて一般の人々に認知されたことは、スポーツ選手の影響力を示す出来事でした。
4. そのほかの2015年流行語年間大賞以外にも、2015年の世相を映し出す言葉がトップ10に選ばれました。
- 安心して下さい、穿いてますよ。:とにかく明るい安村の代表的な決めぜりふ。
- 一億総活躍社会:当時の安倍政権が掲げた政策上のキーワード。
- エンブレム:東京オリンピック・パラリンピックの公式エンブレムをめぐる問題。
- SEALDs:安全保障関連法案への反対運動などで注目された学生団体。
- ドローン:空撮や産業利用などで普及への期待と安全面の議論が高まった。
- まいにち、修造!:松岡修造の言葉を集めた日めくりカレンダー。
2015年の流行語を並べると、娯楽だけでなく、政治、経済、スポーツ、テクノロジーが同じランキングに登場していることが分かります。社会全体の関心が幅広い分野に向いていた年でした。
【2015年のお笑い・芸能人】ラッスンゴレライからあったかいんだからぁまで
2015年のお笑い界では、短いフレーズや特徴的な動きを使ったリズムネタが大きな人気を集めました。テレビ番組だけでなく、YouTubeなどの動画サービスを通じてネタを知る人も増え、子どもから大人まで真似しやすい芸風が支持されました。
1. 8.6秒バズーカー「ラッスンゴレライ」2015年前半を代表するお笑いネタといえば、8.6秒バズーカーの「ラッスンゴレライ」です。
独特のリズムと繰り返されるフレーズ、特徴的な振り付けが組み合わさったネタで、短時間で覚えられることが人気につながりました。
2015年上半期のオリコンブレイク芸人ランキングでは1位を獲得。子どもが真似をしていたという調査回答も紹介されており、世代を超えて浸透したことがうかがえます。
2. クマムシ「あったかいんだからぁ」クマムシの「あったかいんだからぁ」も、2015年を代表する流行ネタです。
長谷川俊輔さんが歌い上げる印象的なフレーズと、佐藤大樹さんとの掛け合いが人気を集めました。お笑いの枠を越えて楽曲としても注目され、CDリリースや音楽番組への出演につながりました。
2015年上半期のオリコンブレイク芸人ランキングでは2位。流行語大賞にもノミネートされるなど、幅広い層に認知されたネタでした。
3. とにかく明るい安村「安心してください、穿いてますよ。」2015年の年間ブレイク芸人ランキングで1位になったのが、とにかく明るい安村さんです。
服を着ていないように見えるポーズを取りながら、実際にはパンツを着用しているという視覚的なギャップを使った芸が話題になりました。
「安心してください、穿いてますよ。」というフレーズは、日常会話でも使いやすく、テレビ出演やイベントなどを通じて広く浸透しました。2015年の流行語大賞トップ10にも選ばれています。
4. そのほかに人気を集めた芸人・著名人- おかずクラブ:オカリナとゆいPによる女性お笑いコンビ。個性的なキャラクターとコントで注目された。
- ピスタチオ:独特の白目を使った漫才で人気を集めたコンビ。
- 厚切りジェイソン:「Why Japanese people!?」というフレーズで日本語や日本文化への疑問をネタにした。
- バンビーノ:「ダンソン」「ニーブラ」のリズムネタが話題になった。
- エグスプロージョン:歴史上の出来事をダンスで表現した「本能寺の変」が人気を集めた。
- 又吉直樹:お笑いコンビ・ピースの活動に加え、小説『火花』で芥川賞を受賞した。
特に又吉直樹さんの芥川賞受賞は、芸人が文学の世界でも大きな評価を得た出来事として注目されました。『火花』は日経トレンディの2015年ヒット商品ベスト30でも2位にランクインしています。
2015年のお笑いブームを振り返ると、難しい説明を必要としない短い言葉、覚えやすい動き、繰り返したくなるリズムがヒットの共通点でした。
【2015年のファッション・食べ物】ガウチョパンツとおにぎらずが大ヒット
2015年の日常生活に密着した流行として、ガウチョパンツ、おにぎらず、コンビニドーナツなどが挙げられます。
日経トレンディが2015年11月に発表した「ヒット商品ベスト30」は、2014年10月から2015年9月までに登場した商品やサービスを対象に、売れ行き、新規性、影響力を総合的に評価したランキングです。
このランキングを見ると、ファッション、食品、テクノロジー、サービスなど、生活のさまざまな場面で新しい消費スタイルが広がっていたことが分かります。
1. ガウチョパンツ:2015年を代表するファッションアイテム2015年の女性ファッションを象徴するアイテムがガウチョパンツです。
ガウチョパンツは、裾に向かってゆったりと広がる七分丈前後のパンツです。スカートのような見た目とパンツの動きやすさを兼ね備えており、幅広い年代の女性に支持されました。
当時は細身のパンツやスキニーパンツが人気だった時代から、ゆったりしたシルエットへとファッションの方向性が広がっていました。GUなどの手頃な価格帯のブランドが展開したことも、普及を後押ししました。
日経トレンディのヒット商品ベスト30では6位。ファッションアイテムとしては特に目立つ順位でした。
そのほかにも、次のようなスタイルが注目されました。
- ワイドパンツ:ゆとりのあるシルエットで、リラックス感を演出。
- スニーカー:スポーティーなアイテムを普段着に取り入れるスタイル。
- アスレジャー:スポーツウェアと日常着を組み合わせるファッション。
- おフェロメイク:血色感のある頬や唇を強調した、健康的で女性らしいメイク。
- ノージェンダー:性別による服装の境界を意識しないファッションの考え方。
2015年に家庭料理やお弁当で注目されたのが「おにぎらず」です。
一般的なおにぎりのように手で握るのではなく、海苔の上にご飯と具材を広げて包み、切り分けて作ります。
断面が美しく、具材をたくさん入れられるため、見た目にも華やかです。卵焼き、ハム、レタス、ツナ、焼肉など、好みに合わせて自由にアレンジできる点も魅力でした。
お弁当を作る家庭だけでなく、料理レシピを紹介するウェブサイトやSNSでも話題になりました。日経トレンディのヒット商品ベスト30では12位に入っています。
3. コンビニドーナツ:身近な店舗で買える手軽さ2015年はコンビニ各社がドーナツ販売に力を入れた年でもありました。
コーヒーと一緒に購入できる手軽さや、専門店に行かなくても身近な店舗で買える利便性が人気の理由です。
日経トレンディのランキングでは4位。食品関連のヒット商品の中でも高い評価を受けました。
また、ココナツオイルが5位、メロンパンの皮を商品化した「メロンパンの皮焼いちゃいました。」が22位、スキレットが26位に入るなど、食生活や家庭料理に関する商品も目立ちました。
4. 2015年ヒット商品ランキングの注目項目当時のヒット商品をジャンル別に整理すると、次のようになります。
| 順位・分野 | 商品・キーワード | 流行した理由・関連する現象 |
|---|---|---|
| 1位・交通 | 北陸新幹線 | 長野・金沢間の開業で北陸観光への関心が高まった |
| 2位・文学 | 火花 | 又吉直樹の芥川賞受賞と話題性 |
| 3位・消費 | インバウンド消費 | 訪日外国人による購買活動の拡大 |
| 4位・食品 | コンビニドーナツ | 手軽に買える新しいコンビニスイーツ |
| 5位・食品 | ココナツオイル | 健康や美容への関心 |
| 6位・ファッション | ガウチョパンツ | ゆったりしたシルエットの普及 |
| 12位・食品 | おにぎらず | 手軽さと自由な具材アレンジ |
| 13位・ゲーム | マインクラフト | 自由度の高いものづくり体験 |
| 25位・ゲーム | スプラトゥーン | 独自の世界観とオンライン対戦 |
このランキングで興味深いのは、北陸新幹線やインバウンド消費といった大きな社会的現象と、ガウチョパンツやおにぎらずのような日常的な商品が同じランキングに並んでいる点です。
2015年は、旅行や買い物などの外出体験が広がる一方で、家庭で楽しむ食事やファッションにも新しい選択肢が増えた時代でした。
【2015年の音楽・歌】AKB48、三代目JSB、SEKAI NO OWARIが人気
2015年の音楽シーンでは、CD販売を中心としたアイドル人気と、ダウンロードによる楽曲人気が並行していました。
オリコンの年間ランキングではAKB48がシングル部門で圧倒的な存在感を示す一方、iTunesのダウンロードランキングではSEKAI NO OWARI、三代目 J SOUL BROTHERS、UNISON SQUARE GARDENなどの楽曲も上位に入っています。
1. AKB48「僕たちは戦わない」2015年のオリコン年間シングルランキングで1位になったのは、AKB48の「僕たちは戦わない」です。
2015年5月20日に発売され、推定累積売上枚数は178万2,707枚を記録しました。
2位は同じくAKB48の「ハロウィン・ナイト」で、こちらも132万8,411枚という大きな売上を記録しています。
加えて、3位の「Green Flash」、4位の「唇にBe My Baby」もAKB48の楽曲でした。年間シングルランキングの上位4作品を同グループが独占したことは、当時のアイドル市場の強さを示しています。
2. 三代目 J SOUL BROTHERS「R.Y.U.S.E.I.」2015年の音楽やダンスを振り返る際に欠かせないのが、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの「R.Y.U.S.E.I.」です。
2014年に発売された楽曲ですが、2015年にも高い人気を維持しました。特徴的な振り付けであるランニングマンが話題になり、ダンスを真似する人も増えました。
音楽とダンスが一体となったパフォーマンスは、テレビや動画を通じて広く知られ、グループの代表的な楽曲として定着しました。
3. SEKAI NO OWARI「Dragon Night」SEKAI NO OWARIの「Dragon Night」も2015年を代表する人気曲の一つです。
印象的なメロディーと独特の世界観が支持され、iTunesの2015年年間ダウンロードランキングでは1位に入りました。
同ランキングでは、三代目 J SOUL BROTHERSの「R.Y.U.S.E.I.」が2位、UNISON SQUARE GARDENの「シュガーソングとビターステップ」が5位にランクインしています。
4. 2015年に人気を集めた楽曲一覧- Dragon Night:SEKAI NO OWARI
- R.Y.U.S.E.I.:三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE
- シュガーソングとビターステップ:UNISON SQUARE GARDEN
- 君がくれた夏:家入レオ
- 私以外私じゃないの:ゲスの極み乙女。
- ひまわりの約束:秦基博
- トリセツ:西野カナ
- あなたに恋をしてみました:chay
- SUN:星野源
- あったかいんだからぁ:クマムシ
- クリスマスソング:back number
- Beautiful:Superfly
こうした楽曲を見渡すと、アイドルグループのCD販売、ダンスミュージック、ドラマやアニメと結びついた楽曲、動画で広がる歌ネタなど、音楽の楽しみ方が多様化していたことが分かります。
【2015年のドラマ・映画】下町ロケットと妖怪ウォッチが大人気
テレビドラマと映画では、人気小説の映像化、人気アニメの劇場版、長年愛されるシリーズ作品などが注目を集めました。
1. ドラマ『下町ロケット』2015年秋に放送されたTBS日曜劇場『下町ロケット』は、その年を代表するテレビドラマの一つです。
主演は阿部寛さん。池井戸潤さんの直木賞受賞作を原作とし、中小企業の佃製作所が大企業との競争や特許問題に直面しながら、ロケットエンジンの開発という夢に挑戦する物語です。
初回放送の平均視聴率は16.1%。最終回は22.3%を記録しました。民放連続ドラマの年間平均視聴率でも18%台と高い数字を残しています。
企業間の競争、技術者の誇り、組織の壁を乗り越える姿などが描かれ、働く世代を中心に共感を集めました。
2. 『天皇の料理番』『アイムホーム』なども話題に2015年には、ほかにも多くの人気ドラマが放送されました。
- 天皇の料理番:佐藤健主演。料理人として成長していく主人公の人生を描いた作品。
- アイムホーム:木村拓哉主演。記憶を失った主人公が家族との関係を見つめ直す物語。
- 花咲舞が黙ってない2:杏主演。銀行を舞台に不正や理不尽に立ち向かうドラマ。
- デスノート:人気漫画を原作とした実写ドラマ。
- デート~恋とはどんなものかしら~:杏と長谷川博己が出演した恋愛コメディー。
- コウノドリ:綾野剛主演。産婦人科を舞台に命と向き合う医療ドラマ。
映画では、アニメ作品の存在感が際立ちました。
日本映画製作者連盟が公表した2015年の興行収入資料によると、邦画の上位にはアニメ作品が数多くランクインしています。
- 映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!:興行収入78億円。
- バケモノの子:興行収入58億5,000万円。
- HERO:興行収入46億7,000万円。
- 名探偵コナン 業火の向日葵:興行収入44億8,000万円。
- 映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記:興行収入39億3,000万円。
- ドラゴンボールZ 復活の「F」:興行収入37億4,000万円。
- 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN:興行収入32億5,000万円。
- ラブライブ!The School Idol Movie:興行収入28億円台。
なお、『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』は2014年12月公開作品ですが、2015年の興行収入ランキングにも含まれています。
洋画では『ジュラシック・ワールド』が95億3,000万円、『ベイマックス』が91億8,000万円を記録。邦画と洋画を合わせた2015年の国内映画興行収入は約2,171億円に達しました。
子ども向けアニメから大人向けの実写作品まで幅広い映画がヒットしたことが、当時の映画市場の特徴です。
【2015年のおもちゃ・ゲーム】妖怪ウォッチ、モンハン、スプラトゥーンが人気
2015年のゲーム市場では、ニンテンドー3DSとWii Uを中心に多くの人気タイトルが登場しました。
特に注目されたのは、モンスターハンターシリーズの新作、妖怪ウォッチ関連タイトル、任天堂の新規IPであるスプラトゥーンです。
1. 妖怪ウォッチ:アニメ・映画・ゲームを横断する人気2014年に社会現象となった妖怪ウォッチは、2015年にも強い人気を維持していました。
テレビアニメ、劇場版、ゲーム、キャラクター商品など複数の分野で展開され、子どもたちを中心に支持を集めました。
2015年のゲームソフト年間販売ランキングでも、『妖怪ウォッチバスターズ 赤猫団/白犬隊』が約196万5,000本を販売し、2位にランクインしています。
2. モンスターハンタークロス2015年11月28日に発売されたニンテンドー3DS用ソフト『モンスターハンタークロス』は、年間ゲームソフト販売本数で1位を獲得しました。
ファミ通の年間販売データでは、推定販売本数は244万1,977本。シリーズの人気を改めて示す結果となりました。
仲間と協力して強大なモンスターに挑むゲーム性は、友人同士で遊ぶ楽しさとも相性がよく、携帯ゲーム機ならではの魅力を発揮しました。
3. スプラトゥーン:新しい対戦ゲームの登場2015年5月28日に発売されたWii U用ソフト『Splatoon(スプラトゥーン)』も、当時のゲーム業界を代表するヒット作品です。
インクを使って地面を塗り、チーム同士で陣地の広さを競う「ナワバリバトル」が特徴です。
従来の対戦型シューティングゲームとは異なる明るい世界観や、個性的なキャラクターが人気を集めました。2015年の年間ソフト販売ランキングでは約106万5,000本を記録し、4位に入っています。
2016年には日本ゲーム大賞の年間作品部門で大賞・優秀賞を受賞しました。
4. 2015年のゲームソフト年間ランキング- 1位:モンスターハンタークロス:約244万本
- 2位:妖怪ウォッチバスターズ 赤猫団/白犬隊:約196万本
- 3位:どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー:約128万本
- 4位:Splatoon(スプラトゥーン):約106万本
- 5位:ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君:約86万本
- 6位:スーパーマリオメーカー:約67万本
- 7位:モンスターストライク:約63万本
- 8位:妖怪ウォッチ2 真打:約62万本
- 9位:リズム天国 ザ・ベスト+:約60万本
- 10位:ファイアーエムブレムif:約53万本
また、2015年はamiiboなど、ゲームと関連グッズを組み合わせた楽しみ方も広がっていました。ゲームソフトの販売本数と玩具そのものの販売ランキングは別の指標ですが、キャラクターを中心とした商品展開が存在感を示していた時代です。
2015年は、ゲームを一人で楽しむだけでなく、友人との対戦や協力プレイ、キャラクターを通じた交流など、遊び方の幅が広がっていたことも特徴でした。
【プロの結論】2015年の流行から見える日本社会の変化
2015年に流行ったものをジャンル別に振り返ると、単なる懐かしい商品や言葉の一覧では説明できない、共通した特徴が見えてきます。
1. 誰かに伝えたくなるものがヒットしたラッスンゴレライ、あったかいんだからぁ、五郎丸ポーズ、R.Y.U.S.E.I.のランニングマンなどは、見たり聞いたりした人が自分でも真似できる要素を持っていました。
2015年はテレビが依然として大きな情報発信源でしたが、動画共有サービスやSNSも存在感を増していました。短く、分かりやすく、誰かに見せたくなるコンテンツは、こうしたメディア環境と相性がよかったのです。
2. 日本の魅力が国内外から再評価された北陸新幹線、インバウンド消費、爆買い、ラグビー日本代表の活躍などは、2015年の「日本再発見」というキーワードと結びつきます。
旅行先としての日本、商品を購入する場所としての日本、世界の強豪と戦う日本という複数の側面が注目されました。
国内の消費者だけでなく、海外からの旅行者や国際的なスポーツイベントも、日本の流行を形づくる重要な要素だったのです。
3. 日常生活の小さな変化も大きなヒットにつながったガウチョパンツやおにぎらず、コンビニドーナツは、生活の中に自然に取り入れられる商品でした。
高額な買い物や特別な体験だけでなく、毎日の服装や食事を少し便利に、少し楽しくしてくれる商品が支持されたことも2015年の特徴です。
4. ランキングの順位だけで流行の大きさを判断しない2015年を正確に振り返るには、ランキングの種類を区別することも大切です。
- 日経トレンディ:売れ行き、新規性、影響力を総合的に評価したヒット商品ランキング。
- 新語・流行語大賞:その年の世相や社会的関心を反映した言葉の選考。
- オリコン:CDなどの販売実績を中心とした音楽ランキング。
- 映画興行収入:映画館での興行成績による人気の比較。
- ファミ通:家庭用ゲームソフトの販売本数によるランキング。
それぞれ集計期間や評価方法が異なるため、単純に順位だけを横並びにすることはできません。例えば、ヒット商品ベスト30は2014年10月から2015年9月までが対象であり、2015年の1月から12月までを集計したランキングではありません。
また、売上ランキングに登場しない流行語や、一時的に大きな話題になった芸能人・ファッションもあります。流行を理解するには、販売実績と社会的な認知度の両方を見る必要があります。
2015年の流行から学べるのは、商品そのものの性能だけでなく、話題性、共有しやすさ、生活への取り入れやすさがヒットを左右するということです。
【2015年に流行ったもの】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2015年の流行語大賞は何でしたか?
A1:2015年の年間大賞は「爆買い」と「トリプルスリー」の2語です。訪日外国人による大量購入と、柳田悠岐選手・山田哲人選手によるプロ野球の記録が選ばれました。
Q2:2015年に流行ったファッションは何ですか?
A2:代表的なアイテムはガウチョパンツです。ワイドパンツ、スニーカーを使ったスポーティーなスタイル、おフェロメイクなども注目されました。
Q3:2015年に流行った食べ物は何ですか?
A3:おにぎらず、コンビニドーナツ、ココナツオイル、メロンパンの皮焼いちゃいました。などが話題になりました。日経トレンディのヒット商品ランキングでは、コンビニドーナツが4位、おにぎらずが12位でした。
Q4:2015年に流行ったお笑い芸人は誰ですか?
A4:とにかく明るい安村、8.6秒バズーカー、クマムシ、おかずクラブ、ピスタチオ、バンビーノなどが人気を集めました。「ラッスンゴレライ」「あったかいんだからぁ」「安心してください、穿いてますよ。」などのネタも話題になりました。
Q5:2015年に流行った音楽・歌は何ですか?
A5:AKB48の「僕たちは戦わない」、SEKAI NO OWARIの「Dragon Night」、三代目 J SOUL BROTHERSの「R.Y.U.S.E.I.」、西野カナの「トリセツ」、UNISON SQUARE GARDENの「シュガーソングとビターステップ」などが代表的です。
Q6:2015年に流行ったゲームは何ですか?
A6:モンスターハンタークロス、妖怪ウォッチバスターズ、スプラトゥーン、どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー、スーパーマリオメーカーなどが人気でした。
Q7:2015年のヒット商品ランキング1位は何ですか?
A7:日経トレンディが発表した「2015年ヒット商品ベスト30」の1位は北陸新幹線です。2位は又吉直樹さんの小説『火花』、3位はインバウンド消費でした。
2015年に流行ったものを振り返ると、流行語では「爆買い」「トリプルスリー」、お笑いでは「ラッスンゴレライ」「あったかいんだからぁ」、ファッションではガウチョパンツ、食べ物ではおにぎらずやコンビニドーナツが代表的でした。
音楽ではAKB48、三代目 J SOUL BROTHERS、SEKAI NO OWARIなどが人気を集め、ドラマでは『下町ロケット』、映画では『妖怪ウォッチ』や『バケモノの子』が話題になりました。ゲームではモンスターハンタークロスやスプラトゥーンが大きな存在感を示しています。
2026年から見ると、2015年は11年前です。当時の流行には、SNSや動画による情報共有の拡大、訪日外国人の増加、スポーツやエンターテインメントの国際化、消費者のライフスタイルの変化が反映されていました。
懐かしさだけでなく、当時のランキングや社会背景を合わせて見ると、なぜ特定の商品や言葉が広まったのかが分かります。2015年の流行は、日本の消費文化とメディア環境が変化していく過程を知るうえでも興味深い記録です。
ガウチョパンツやおにぎらずのような日常の流行から、爆買いやトリプルスリーのような社会的な話題まで。2015年は、幅広いジャンルで多くの人が同じ話題を共有した、印象深い一年でした。
主な資料・ランキング照合: ユーキャン新語・流行語大賞の公式発表、日経トレンディのヒット商品ランキング、オリコン年間音楽・芸人ランキング、日本映画製作者連盟の興行収入資料、日本ラグビーフットボール協会、任天堂・ファミ通のゲーム関連資料。