まず押さえておきたいのは、2026年のテレビアニメと劇場版では、キャストの方針が異なるという点です。
テレビアニメ『ケロロ軍曹』は、2026年10月3日から毎週土曜日午前9時30分にテレビ東京系列6局ネットで放送開始。ケロロ小隊の5人は全員新しい声優が担当しています。
一方、6月26日公開の劇場版では、ケロロ役の渡辺久美子、タママ役の小桜エツコ、ギロロ役の中田譲治など、旧作からおなじみの声優陣が続投しています。
したがって、「ケロロ軍曹の声優が全員交代した」という理解は正確ではありません。テレビシリーズと映画を分けて見る必要があります。バンダイナムコピクチャーズの公式キャラクター情報とKADOKAWAの劇場版作品情報からも、この違いが確認できます。
【旧作キャスト一覧】渡辺久美子・小桜エツコら歴代声優を紹介

旧作テレビアニメ『ケロロ軍曹』は2004年から2011年まで放送された作品です。長期シリーズを支えたのは、キャラクターの個性を声で表現してきた実力派声優陣でした。
特にケロロ小隊の5人は、旧作のイメージを形づくる中心的な存在です。ケロロの軽妙な口調、タママのかわいらしさと激しい二面性、ギロロの生真面目さなど、声とキャラクターの結び付きが強い作品でもあります。
ケロロ小隊の旧作声優5人- ケロロ軍曹:渡辺久美子
- お調子者で、ガンプラ好きのケロロを担当。シリーズを代表する声の持ち主。
- タママ二等兵:小桜エツコ
- かわいらしい声と、怒ったときの激しい演技のギャップが特徴。
- ギロロ伍長:中田譲治
- 軍人らしい厳格さと、夏美への不器用な好意を表現。
- クルル曹長:子安武人
- 独特の笑い方と皮肉っぽい話し方で、クルルの存在感を確立。
- ドロロ兵長:草尾毅
- 忍者らしい落ち着きと、過去の経験を背負うドロロを演じる。
この5人の配役は、2004年から続くテレビシリーズだけでなく、2014年の『ケロロ~keroro~』でも基本的に維持されました。2014年版では新(ニュー)ケロロ役として悠木碧が加わっています。
旧作のキャスト情報は、バンダイナムコピクチャーズのアニメーション公式資料や、フライングドッグの作品データにも掲載されています。
日向家・仲間たちの旧作声優ケロロ小隊以外にも、日向家の人々や仲間たちを演じる声優が作品の魅力を支えてきました。
- 日向冬樹:桑島法子
- 日向夏美:斎藤千和
- 日向秋:平松晶子
- 西澤桃華:池澤春菜
- 北城睦実(623):石田彰
- 東谷小雪:広橋涼
- アンゴル=モア:能登麻美子
冬樹はケロロと友達になるオカルト好きの少年であり、物語の出発点となる重要人物です。夏美はケロロに厳しく接するしっかり者、秋は日向家をまとめる母親という立ち位置です。
また、桃華や小雪、モアなどはケロロ小隊との関係性が深く、作品の人間関係を広げる役割を担っています。
【新旧キャスト徹底比較】2026年『ケロロ軍曹』の声優変更一覧
今回の最大の注目点は、ケロロ小隊の主要キャスト5人が一新されたことです。
2026年9月7日に公開された本PV第1弾とキャスト情報で、新しい配役が発表されました。さらに9月14日には、日向家や桃華たちを含む追加キャスト5人も公表されています。
以下は、旧作と2026年のテレビ新作をキャラクター別に比較した一覧です。
ケロロ小隊・新旧声優比較
日向家・仲間たちの新旧比較
出典:バンダイナムコピクチャーズ旧作・新作公式キャラクター情報。北城睦実は旧作の623としての配役を含む。
最も大きな変更として注目されるのが、主人公ケロロ軍曹の声優交代です。
旧作の渡辺久美子は、長年にわたりケロロの特徴的な話し方や、調子のよさ、仲間を思う気持ちを表現してきました。
2026年版では小市眞琴が担当。主人公という作品の顔が変わるため、旧作を知る視聴者にとっては特に気になる変更です。
ただし、これは渡辺久美子がケロロ役を完全に降板したという意味ではありません。2026年の劇場版では、引き続き渡辺久美子がケロロを担当しています。
タママ二等兵役:小桜エツコから長江里加へタママ二等兵は、かわいらしい外見と嫉妬深い性格のギャップが魅力のキャラクターです。
旧作では小桜エツコが担当し、独特の高い声と感情の振れ幅で人気を集めてきました。
新作では長江里加に交代しています。タママ特有の甘えた口調や感情表現がどのように描かれるのかは、新シリーズの見どころの一つです。
ギロロ伍長役:中田譲治から増田俊樹へギロロ伍長はケロロ小隊の中でも軍人らしさが際立つ人物です。旧作の中田譲治は、低く落ち着いた声でギロロの厳格さや不器用な一面を表現していました。
2026年版では増田俊樹が担当します。旧作の重厚なイメージを知っている人ほど、新しい演技との違いに注目したいところです。
クルル曹長役:子安武人から越後屋コースケへクルル曹長は発明の天才で、皮肉屋という独特の個性を持つキャラクターです。
旧作では子安武人が担当。特徴的な笑い声や、相手をからかうような口調が印象に残っています。
新作では越後屋コースケが担当します。クルルのひねくれた性格と頭脳派らしさを、どのような声の表現で見せるのかが注目されます。
ドロロ兵長役:草尾毅から猪股慧士へドロロ兵長は、ケロロの幼なじみでありながら、忍者としての高い能力を持つキャラクターです。
旧作では草尾毅が演じてきました。新作では猪股慧士が担当します。
ドロロはほかの小隊メンバーと比べても、落ち着きや繊細さが際立つ人物です。新しい声優によって、どのような印象が生まれるのかも楽しみなポイントです。
日向冬樹・夏美なども新キャストに変更はケロロ小隊だけではありません。
日向冬樹は桑島法子から榊原優希へ、日向夏美は斎藤千和から藤寺美徳へ交代しました。西澤桃華も池澤春菜から諸星すみれに変更されています。
さらに北城睦実は石田彰から石橋陽彩、東谷小雪は広橋涼から香々、アンゴル=モアは能登麻美子から市ノ瀬加那へと変わりました。
日向秋については、旧作の平松晶子に代わり、2026年版では斎藤千和が担当します。かつて日向夏美を演じていた斎藤千和が、今回は母親の秋を演じるという配役上の変化も見逃せません。
【新劇場版ケロロ軍曹】渡辺久美子ら旧キャストが続投!映画の声優一覧
2026年のケロロ軍曹関連作品で、もう一つ重要なのが劇場版です。
正式タイトルは『新劇場版ケロロ軍曹 復活して速攻地球滅亡の危機であります!』。2026年6月26日に公開されました。
テレビ新作とは異なり、劇場版では旧作の主要キャストが続投しています。したがって、映画を見れば、長年親しまれてきた声の組み合わせを再び楽しめます。
劇場版の主要キャスト- ケロロ軍曹:渡辺久美子
- タママ二等兵:小桜エツコ
- ギロロ伍長:中田譲治
- クルル曹長:子安武人
- ドロロ兵長:草尾毅
- 日向冬樹:桑島法子
- 日向夏美:斎藤千和
- 日向秋:平松晶子
- 西澤桃華:池澤春菜
- サブロー:石田彰
- 東谷小雪:広橋涼
- アンゴル=モア:能登麻美子
これらは旧作のキャストを中心とした配役です。KADOKAWAの作品情報では主要8役が掲載され、公式予告の出演者情報では桃華、サブロー、小雪、モアなども紹介されています。
劇場版の追加ゲスト声優にも注目今回の劇場版では、旧作からの続投組だけでなく、新しい出演者も加わっています。
特に注目されるのが、ケロン人の兄弟アルルとデルルを一人二役で演じるジェシー(SixTONES)です。2026年4月24日の公式発表で配役が明らかになりました。
さらに5月26日には、追加ゲスト声優の情報が公開されています。
- ジェシー(SixTONES):アルル/デルル
- 佐藤景瑚(JO1):渋谷の男性役
- 八木勇征(FANTASTICS):渋谷の男性役
- スザンヌ:熊本のアナウンサー役
- 渡辺莉奈(日向坂46):渋谷の女性役
- 関智一:7番目の戦士役
- 花江夏樹:宇宙人役
- 山寺宏一:宇宙警察署長役
このように、劇場版は旧作の主要キャストを軸にしながら、ゲスト出演者を加えた構成です。
特にジェシーはアルルとデルルの二役を担当しており、本人も公式コメントで一人二役への挑戦について触れています。新キャラクターの存在が、今回の映画の大きな見どころになっています。
【声優変更の理由を検証】なぜテレビ新作と劇場版で配役が違うのか?
ここで気になるのが、同じ2026年の作品なのに、なぜテレビアニメと劇場版で声優が違うのかという点です。
公式発表から読み取れる大きな違いは、作品そのものの位置付けです。
1.テレビ版は「原点から再び動き出す」完全新作バンダイナムコピクチャーズは2025年12月23日、完全新作テレビアニメ『ケロロ軍曹』の2026年秋放送を発表しました。
発表時には「ケロロと冬樹たちの出会い。原点から再び動き出す新たな物語」と紹介されています。
その後、2026年9月にキャラクターとキャストが順次公開され、10月3日に放送が始まりました。
つまり、今回のテレビ版は過去シリーズの単純な続編としてではなく、新たなスタートを切る完全新作として展開されています。
2.劇場版は旧作のキャストを引き継ぐ構成一方の劇場版では、ケロロ小隊の5人をはじめ、日向家の主要人物にも旧作の声優が配役されています。
新しいキャラクターにはジェシーなどのゲスト出演者を起用していますが、シリーズの中心となるキャラクターの声は従来の顔ぶれです。
この違いから、2026年はテレビシリーズで新しいキャストによる再出発を行い、劇場版では従来のシリーズとの連続性を保つという、異なる作品展開になっていることが分かります。
3.声優変更の理由は公式に説明されている?声優交代については、制作側が個々の変更理由や選考の経緯を詳しく説明した公式発表は確認できません。
そのため、特定の声優の降板理由や制作上のトラブルなどに結び付ける根拠はありません。確認できるのは、テレビ新作のキャスト発表と、劇場版の旧キャスト続投という事実です。
また、斎藤千和のように、旧作では夏美を担当し、新作では秋を担当するケースもあります。単純に声優が作品から離れたかどうかだけで判断できない点も重要です。
4.2014年版でも旧作キャストは継続していた実は、2026年のキャスト変更は、シリーズの歴史全体で見ても特徴的な動きです。
2014年の短編アニメ『ケロロ~keroro~』では、ケロロ役の渡辺久美子をはじめ、旧作の主要キャストが続投していました。一方、新(ニュー)ケロロという新キャラクターには悠木碧が起用されています。
つまり、過去の作品展開では従来の声優陣を維持しながら、新キャラクターに新しい声優を起用する形も取られていました。
2026年のテレビ新作は、こうした過去の展開とは異なり、主要キャラクターの配役そのものを刷新した点が大きな違いです。
【プロの結論】ケロロ軍曹の声優変更で注目すべき3つのポイント
今回のキャスト変更を理解するうえで、重要なのは「旧キャストか新キャストか」という単純な区分だけで判断しないことです。
ポイント1:テレビ版と劇場版は別々にキャストを確認する2026年のテレビアニメは小市眞琴をはじめとする新キャスト、劇場版は渡辺久美子をはじめとする旧キャストが中心です。
同じキャラクターでも作品によって担当声優が違うため、出演作品を確認してから声優情報を調べると混乱しません。
ポイント2:キャスト変更はキャラクター単位で比較する声優個人の出演歴だけを見ると、斎藤千和のように別のキャラクターで続投するケースを見落とす可能性があります。
今回のような大規模な変更では、キャラクター名と担当声優をセットで比較することが大切です。
ポイント3:旧作の思い出と新作の魅力を切り分けて楽しむ旧作の声に愛着がある人は、劇場版で渡辺久美子らの演技を楽しめます。一方、新作テレビアニメは小市眞琴らの新しいキャストによって、キャラクターの別の魅力に触れられる作品です。
どちらか一方を正解と決めるのではなく、長年のシリーズの歴史と新しい表現の両方を楽しむ視点が、2026年の『ケロロ軍曹』をより深く味わう方法です。
【ケロロ軍曹の声優】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ケロロ軍曹の声優は渡辺久美子から小市眞琴に変わったの?
A1:2026年の新作テレビアニメ『ケロロ軍曹』では小市眞琴に変更されています。ただし、2026年6月公開の劇場版では渡辺久美子が続投しています。
Q2:タママ二等兵の声優は誰?
A2:旧作と2026年の劇場版では小桜エツコ、新作テレビアニメでは長江里加が担当しています。
Q3:ギロロ伍長とクルル曹長の新しい声優は誰?
A3:2026年のテレビアニメでは、ギロロ伍長が増田俊樹、クルル曹長が越後屋コースケです。劇場版では旧作と同じ中田譲治、子安武人が担当しています。
Q4:2026年の新作テレビアニメはいつから放送?
A4:2026年10月3日から、毎週土曜日午前9時30分にテレビ東京系列6局ネットで放送されています。
Q5:新劇場版でも旧作の声優は出演している?
A5:はい。渡辺久美子、小桜エツコ、中田譲治、子安武人、草尾毅ら、ケロロ小隊の主要キャストが続投しています。ジェシーや関智一、花江夏樹、山寺宏一などの追加出演者も参加しています。
2026年の『ケロロ軍曹』は、テレビアニメと劇場版で声優陣が異なるという、シリーズにとって大きな節目を迎えました。
テレビ新作『ケロロ軍曹』では、小市眞琴、長江里加、増田俊樹、越後屋コースケ、猪股慧士らがケロロ小隊を担当。日向冬樹や夏美などの主要キャラクターも新しい声優に引き継がれています。
一方、2026年6月26日公開の劇場版では渡辺久美子、小桜エツコ、中田譲治ら旧作の声優陣が続投し、シリーズの懐かしい雰囲気を支えています。
今後、キャスト情報を調べる際には、次の3点を基準にすると間違いを防げます。
- 旧作テレビシリーズの声優を知りたい場合は、2004~2011年のキャストを確認する。
- 2026年の新作テレビアニメを知りたい場合は、『ケロロ軍曹』の公式キャストを確認する。
- 2026年の劇場版を知りたい場合は、映画専用のキャスト情報を確認する。
長年親しまれてきた渡辺久美子らの演技と、新しい声優陣による『ケロロ軍曹』。それぞれの魅力を比較しながら楽しめることが、2026年のシリーズ最大の見どころです。
主な情報出典: バンダイナムコピクチャーズ公式サイト、KADOKAWA公式作品情報、テレビ東京番組情報、フライングドッグ公式アニメデータ。